Q.ひとこと紹介を書くコツは?
質問をいただいたので、こちらで詳しく答えようと思います。
「ひとこと紹介を書くコツをうかがいたいです」
「ひとこと紹介」は、レビューの冒頭にあたる文章です。本文の上に、大文字で表示されます。小説のキャッチコピーのようなものですね。
「この小説の魅力を一言でお伝えください(最大35文字)」と書かれています。
最大35文字で小説の魅力を伝えるコツ。結論から言います。私もわかりません!
だれか教えて!? というかコレが書けたら小説のキャッチコピーだってもっと上手いの書いてるのよ!
……と、私も悩みどころで、本文ではあまり詳しく説明していませんでした。
でもまぁ、私なりに思い返して、どうやって書いているかなと考え直してみました。上手いやり方かはわかりませんが、悩んだ際にやっている方法を紹介します。
まず、1つ、考えます。
「この小説のレビューで、伝えたいキーワードは何か?」
いきなり文章から入るのではなく、まずはキーワード――単語を探します。
・この小説のメイン要素はなにか?
(異世界・スローライフ・バトル・純愛・日常など)
・この小説のおすすめキャラはだれか?
(イケメン・動物・お嬢様・探偵・ショタなど)
・この小説はどんな雰囲気なのか?
(ほのぼの・ドキドキ・切ない・きゅんきゅんなど)
このような問いかけを自分にしながら、作品を表すようなキーワードを出します。1つか2つ、多くて3つくらいが良いと思います。
出てきたキーワードを繋げて、35文字で収まる文章を作ります。
例えば、こんな感じ。
《出てきたキーワード》
「鳥」、「イケメン」、「ラブコメ」
「助けた鳥がイケメンに!? 鳥愛あふれる恩返しラブコメ!」
このひとこと紹介の書き方は、どちらかといえば他の読者に興味をもってもらえるように書いています。トップページの新着おすすめレビュー欄を見ている読者は、おそらくスクロールしながら、レビューの文章ではなく単語を無意識に見ていると思います。
鳥好きな人であれば、「鳥」の単語に反応するでしょう。イケメンが出てくる話が読みたいと思っている人なら、「イケメン」の単語が気になって、手を止めるかもしれません。ラブコメが読みたい人なら、「ラブコメ」の単語に目が行き、女性向けのラブコメが好きなら、「イケメン」と「ラブコメ」の単語で、自分好みの作品と感じるかもしれません。
こうして、他の読者に、「この作品にはこんな要素がありますよ」と伝えることができます。
とはいっても、キーワードがなかなか出てこない場合もあります。その時は、先にレビューの本文を書いてしまいます。そして、本文の中から、一番の単語を抜き出します。
一番使っている単語や、一番インパクトのある単語、一番作品を表している単語や、一番気に入っている単語などを抜き出すといいかもしれません。
ひとこと紹介は、レビュー本文の題名のようなイメージなので、レビュー本文の内容とかぶってもOKだと私は思っています。
なにもないところから、いきなり文章を作るのは難しいです。レビューの書き方で箇条書きを作ったのと同様、まずは材料(キーワード)を集めて、その材料から文章を組み立てていくと、書きやすいかと思います。
私なりのひとこと紹介を書くコツを紹介しましたが、「自分はこんな書き方をしているよ」というアイデアがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。質問をされた方の参考になると思いますし、なにより私の参考になります!
《まとめ》
・作品を表すキーワード(単語)を1~3つ出そう。
・キーワードを組み合わせて、文章を作ってみよう。
宮草流おすすめレビューの書き方 宮草はつか @miyakusa
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