2 感想をメモ書き箇条書き

  感想パラメーターを作りながら、作品に対して感じたことや思ったことを出していきます。


(前の話と今回の話は同時進行のイメージなので、エピソードタイトルは同じ「2」にしております)


 箇条書きでOKです。私はいつもパソコンのメモ機能を利用して、思い付いたことをどんどん書いていきます。


 おそらく、パラメーターで特に良かった点が、箇条書きでもたくさん出てくるかと思います。でも、今の段階ではあまりこだわらずに、関係ないかなと思ったことも書いていってOKです。


 パラメーター作りの途中で考えた内容も書いていきましょう。私は、文章から始めるより点数をつけるほうが簡単なのでパラメーターから先に作りますが、箇条書きを作ってからあとで点数化するのもアリです。


 例えば、こんな感じ。


・イケメンが3人がそれぞれ個性的。

・主人公の女の子も、イケメンに埋もれずに活躍していた。

・田舎ののんびりした雰囲気がある現代ファンタジー。

・助けた鳥が人の姿になって恩返しに来るという昔話オマージュ。

・ストーリーは長い。読むの大変だった……。

・文章は読みやすい(とはいわれる)。

・「鳥が好き」という主人公の想いが伝わってくる。

・鳥の解説もあり、勉強になる。

・ドタバタしている。賑やか。ハプニングあり。

・恋愛とあるが、これはラブコメでは?


 なかなか文章が思いつかない場合は、自分の書いた応援コメントを読み返してみてください。ここで出てきました。応援コメントの活用です。


 応援コメントは、その作品の応援コメント一覧から見ることもできますし、マイページの応援コメント欄からも自分の書いた一覧を見ることができます。


 応援コメントを見返すと、自分がどんな気持ちで作品を読んでいたのかを思い出す手助けになります。


 例えば、「ヒロイン、かわいいー!」など、ヒロインについてたくさん書かれていたら、「可愛いヒロインが魅力的」と書けるでしょう。


 「異世界の町並みがきれい」とコメントしていたら、異世界の世界観や町並みの描写が良かったということ。「ファンタジーな世界観に惹きこまれた」や「繊細な描写で町並みが目に見えるよう」と書けるかもしれません。


 「主人公がんばれ!」や「早く続きをください!」など、キャラクターを思わず応援したり、作者を急かしてしまうほど続きが気になったりするコメントを書いている場合もあります。「主人公を応援したくなる作品」や「続きが気になって、一気に読んでしまう作品」、「思わず感情移入してしまう・物語に入り込んでしまう作品」などと書けるでしょう。


 応援コメントで書いた気持ちを、改めて書きだしていくと、箇条書きが増えると思います。


 実はこの段階で、私は作品の悪かったところも書いています。


 思い付いたことをどんどん書いていきたいので、悪いところや気に掛かることがあっても、メモに書いてしまいましょう。変に胸の内に秘めていると、頭がモヤモヤしてしまうこともあります。書きだすことでスッキリして、「でも、ここは良かったな」と新しいアイデアが思いつく場合もあります。


 このメモ書きも、パラメーターと同じで、作者にも誰にも見せないものです。自分の思うままに書いていきましょう。


 「悪いところがあったのに、おすすめレビューを書くの?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。


 もちろん、面白くないと思った作品や好みに合わない作品にはおすすめレビューを書きません。でも、多少気になる部分はあっても、魅力的な要素がひとつでもあって、その作品や作者を応援したい気持ちがあれば、私はレビューを書くことが多いです。


 「この作品をもっとたくさんの人に読んでもらいたい」というだれかに勧めたい気持ち。「この作者さんに感動した気持ちを伝えたい。もっと活躍してほしい」というファンレターのような応援の気持ち。「満足できる読書体験だった」という自分の記録に残したい気持ち。こんな気持ちがあれば、レビューを書く理由は十分だと思います。


 さて、脱線しましたが、おすすめレビューの材料はそろいました。いよいよレビューを書いていきましょう。


《まとめ》

・作品に対する感想を、メモで箇条書きしていこう。

・応援コメントを見返して、読んでいた時の気持ちを思い出そう。

・良いところ悪いところ気にせず、どんどんアイデアを出していこう。






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