剪定者の装甲と記憶の器
魔王の囁き
第1話
小説作品
「ハルと機械と失われた記憶」
神山歩輝
クドリャフカ達の戦闘が終わりクドリャフカから歩兵型四体と瘴気妨害型二体と銃装甲突撃型と戦い右腕部オートドリルと、中型ファンとプロペラ二基、伐採用のブレードと持ち運べるだけの計器と装甲を回収できたという報告を受けて作業をしようとしていた時、突然後ろから声を掛けられた。その事に驚いて思わず飛び上がりパニックなって思わずひっくり返りながらクドリャフカの後ろに隠れた。しかしそれでも動揺は、無くならないが状況確認が優先だと思い誰なのか聞こうとした。
「どっどどどどどどど、どちっどちっどどど、どぞ、どら」
相手が自分たちと違い人間なのもあり緊張のあまり何ひとつ分からない言葉になってしまった。予想通り相手は、首を傾げ困ったような表情をしていた」
「ドラ?」
「どどど、どち、どどどちらささささまままでででしょうかかかかかか」
その時、クドリャフカが思い出したかのような表情をして招待した人間だと言った。
それを聞き思わず震えてしまった。
「にんげん。……に、んにっ、にににんげんげげげ……」
その様子を見てその人間は、少し気まずそうに出直すか聞いてきた。
それを聞いたクドリャフカがその人間に自分が極端にシャイで顔見知りでない相手
と対面すると高確率でこうなると話していた。
「お、おき、おきに、おきにに……」
落ち着こうと思ったが蟲時計がもう一度鳴くまで落ち着きを取り戻せなかった。
「研……にご用……ょうか」
それを見た人間は、自分が端っこにいて遠い事を驚いているようだった。
それを見たクドリャフカが近づいて来て通訳をすると名乗り出た。
クドリャフカが通訳を始めると同時に匂いを嗅ぎ始めた。こちらが自己紹介をすると人間も自己紹介を始めた。どうやら名前は、ハルと言うらしい。
話している内にアルファ殿、戦いの話になった。ハルは、アルファ殿の強さについて全く知らない様子だった為、実際に見た事は、ないが噂では強いという話をした。その話を終えこの部屋の説明をする事にした。その説明を聞いたハルは、驚いた事に武器が剪定者から引っぺがした物を使って作った物である事に気が付いた。
それに何故気が付いたのか聞くとハルは、あいつらが凄く硬そうだった。多分だけど、そこらの岩にぶつかったくらいじゃビクともしないでしょ?そんなのをあれだけ簡単に解体するって事は、同等以上の硬さの素材が無いと駄目って事になると言った。
それを聞きあまりの理解度に思わず絶句した。その直後、気付けば体は、動いていてハルの近くに寄っていた。
何故剪定者の武器を使い解体していると分かったのか聞くとハルは、パッと見た感じだけど、あいつみたいな造りのモノは他のどこにもなかったから。最初はどこから素材を採ってるのかなと思ってたけど、そうでもなさそうだったしと答えた。
それを聞き思わずテンションが上がった。
「そ、そう、そうなんです。例えばですが、森の奥の山岳地や洞窟などには、鉄鉱石などが採れる採掘地が存在しますし、学園のもっと下層の施設では小規模ながら製鉄所もあります。もちろんそうやって作った金属類も役に立っていますが、剪定者の装甲を破るのは、難しいのです。よって、彼ら自身の部品を鹵獲して加工・流用する以外現状手段は、ありません」
するとそれを聞いたハルは、でもそれって剪定者は、そんなにしなくちゃイケない素材なんて逆にどうやって用意してるのかと言った。
それを聞き思わずテンションが上がりジャンプをしそうになった。
「そうなんです! 彼らには、謎が多くそもそも『剪定者』という呼び方自体我々が作った仮称なのですが度重なる遭遇にもかかわらず彼らの出どころは、一切不明のままで出現地点も不定なので生息地を逆算する事も難しくまた幾度の解析や追跡も空振りと終わりましたが現状仮説としましては、遺跡の建造物に見られるきわめて高度な治金技術との共通点も見られるため両者にはなんらかの関連性があるあるものとして遺跡調査も急務と……」
話している途中でハルがメモが間に合わないと慌てた為、慌てて話を中断した。話が一旦終わったと思ったクドリャフカがこの後、どのように動くのか聞いてきた為、製造の方が問題ないから遺跡歩きの目撃例がある廻炉の湖の遺跡の調査に行く他の人の護衛を頼んだ。
「遺跡歩きが居ますが大丈夫なのでしょうか」
クドリャフカが心配の声を上げた為、今はまだ芽の季で、紋様蝶の濃度は、低いかと。無理にとは言わないが遺跡のサンプルを回収するようにしてく欲しい」
話しているとハルが世界樹について聞いてきた為、詳しい事は、分かっていないがこの世界の中心で、神様みたいな存在と解釈していると伝えた。
するとハルは、突然下を向きぶつぶつ言い出した。それを不思議に思いながら眺めているとハルが突然、顔を上げて喋り始めた。
「さっきのドリルを5つ使って土を掘り土の中を進む乗り物を作る事は、できないの?」
「なっ、なんとそんな事ができると言うのですか?」
「多分四角くて硬い物の中を空洞にしてさっきのドリルを先頭に付けて左右にドリルの回転部分を付けてそこにプロペラみたいに掻き出せる形の物を付けて回転させて推進力にすれば地中を移動できる乗り物ができると思うんだけど可能だと思う?」
そのアイデアを聞き私は、衝撃を受けて思わず絶句してしまった。
「それがあれば地上に居る剪定者を無視して世界樹に行く事ができる! いや、しかしこれには、一つの問題があります。それは、世界樹の根の場所を把握していないと世界樹を傷つけてしまう可能性があるという事です。まだ私達、研究所も調査隊も世界樹の調査がまだ出来ていない為、勿論世界樹の根のある場所を特定する事は、出来ないのですよ」
自分の回答を聞きハルは、落胆した表情をした。
「なるほど。言われてみればそうだね。だって世界「樹」だから植物だもんね。植物は、根が傷つくと大変だもんね。やっと役に立てると思ったんだけどな」
そう言ってハルは、研究室を去っていった。
それから3ヶ月後に当然クドリャフカが外から走って研究室に入ってきた。
「博士! 大変です。巨大な弾丸を飛ばす新種の剪定者が突然、攻めて来ました」
「遠距離武器を持つ剪定者ですか! これは、大変です。こちらは、遠距離武器を剪定者が使う事を想定していないので遠距離武器が殆んど無いんですよ」
それを聞きクドリャフカは、唯一の遠距離武器であるボウガンとおもちゃのブーメランを配り戦いに向かった。
巨大な弾丸を飛ばす新種の剪定者をクドリャフカの活躍により倒した後、ハルが紙束をもって研究室に来た。
そこに書いてあったのは、巨大な箱にドリルの回転部分から繋がるコードを車巨大な箱の上に収納した電力をオンオフできる物を付けて止まれるようにしてドリルの回転部分を運転ハンドルに付けて傾向けられるようにする事で曲がる事ができるようにして上に巨大な弾丸を飛ばす剪定者の巨大な弾丸を飛ばす装置を装甲をワイヤーフレームの形付けて、その下に電動ドリルの回転部分を付けてドリルがあった場所にゴムの木から作ったタイヤを付ける事によって攻撃ができる乗り物を作るという物だった。
「なるほど。これなら移動のスピードも速いくなるうえに遠距離対策にもなる!」
そのアイデアは、想定すらしていなかったものだった為、驚きどうしてこんなアイデアを思い付いたのかをハルに尋ねた。
「うーん。何て言ったら良いのかな~。なんていうか突然、頭の中に設計図とどういう物なのかが思い浮かんだんだよね」
それを聞きそんな事あり得るのかという疑問が浮かんだ。その時、ハルが滅んだ人間の生き残りであり過去の記憶が無いという事を思い出した。
「もしかしたらこのアイデアは、失っている記憶が蘇ったものかもしれないね」
「え?なるほど。確かにそういう可能性もあるのか」
この新しいアイデアを早く実物として作りたいという思いを胸に急いでハルの設計図を見て必要な物と工程をメモしながらクドリャフカ達に指示を出した。
「博士分かりました、材料を集めて来ます」
「いつもありがとうございます」
「いえいえ。私も好きでやっている事なんですから任せて下さい!」
材料の準備が出来たのは、それから3時間の事だった。
「博士! 材料の準備ができました」
「了解しました。じゃあ準備が出来たのでパーツを作って組み立てましょう」
「はい! 博士」
「じゃあまずは、剪定者の装甲でボディーを作るので用鉄路に火を入れて下さい。そしてその後、鉄の折り返し鍛錬剪定者の装甲にやって更に硬くします」
その声を聞いたクドリャフカは、急いで用鉄路に火を入れて巨大な剪定者の装甲で出来たスレッジハンマーを赤くなった剪定者の装甲に向かって振りかざした。
一振り一振りするたびに剪定者の装甲が伸びていき平らになっていった。
「博士これでどうでしょうか」
「そうですね。これで良いと思います」
作業を進めると同時に過去の記録をハルの出したアイデアと同じものが無いか調べてハルの失われた記憶を呼び戻す事をしようと決意を決めたのだった。
剪定者の装甲と記憶の器 魔王の囁き @maounosasayaki
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