スカッとポップなダンジョン奮闘記

タイトルの「ぼっち」や、序盤の設定だけを見ると、孤高のダンジョン攻略ものを想像する人も多いと思います。
しかし実際は、仲間が増え、掛け合いも多く、とてもポップな作品です。
この点は、タイトルから受ける印象とズレるため、好みが分かれるところだと思います。
タイトルは能力由来のもののようです。

また、物語冒頭では仲間キャラのスキル設定がややご都合主義に見える部分もあり、ここで引っかかる人もいそうです。

ただし、この作品の面白さの本質は別のところにあります。

主人公の
・少しアホで
・突き抜けた発想をし
・常識からズレているが一貫性のある思考
このキャラクター性そのものが、物語を動かす原動力になっています。

序盤で提示される設定も、物語上の縛りやネタとして機能していきます。
展開のテンポよく、主人公が期待に答えてくれるのでスカッとします。

読み進めるほど、この主人公だから成立している物語だと腑に落ちる作品です。

合う人にはしっかり刺さる作品なので、
一度読んでみてほしいです。