第7話赤く染まりし
早春に赤く染まりし木瓜の花
一足先に春を告げんと
ベランダ栽培でばらやラナンキュラス、芍薬を育てていることはわたしの短歌シリーズをお読みになって下さている方には周知のことと思われますが、最近気になっているのは盆栽。
植物が持つ雄大さ・美しさなど、様々な表情を鉢の中に ぎゅっと表現した
とあるフリマに出店しているフラワーショップのお姉さんから、「ひとつ、いかが?」と進められてしまいまして。
これがまた、かわいかったのよ。
――
丸みを帯びた小さな花が、肩寄せあって咲いているようで。ぽわんとした赤い色もそそる、そそる。
その場は笑顔で購入をお断りしてきましたが、次は危ない……。う~ん。
わたし、どうしても
誠にありがたい強運なのですが、もちろん
不要だと思えば我慢して諦めることもできるのですが、忘れた頃にそれが目の前に現れたりして。しかもね、そうなると
ね。あるわよね、そういうこと!
今回は盆栽だし、1200円だったから、お夕飯のおかずを遣り繰りすれば何とかなる金額……。
庭木じゃお手入れ大変だけど、盆栽だったらまだイケるわよね……。
ハッ!
いかんいかん。これが悪いのよ。
家計が赤く染まる
ところで、木瓜はバラ科木瓜属日本原産のクサボケ、中国のマボケとボケの3種からなる落葉低木類なのだそうな。平安初期に中国から渡来したようですが、現在のようにたくさんの品種が愛でられるようになったのは大正時代、昭和40年代の2度のブームを過ぎてからだそうです。
一重咲きに八重咲き、たくさんの品種を眺められる現代。ああ、幸せ。
そ。しばらくは眺める幸せを味わうことにいたしましょう。だって、今日、欲しかった本が手に入ったばかりなのですもの。(←お~い~……)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます