Turn

グサッ。

背後から、音がした。


....何が起きたんだ?まさか、そんなことは...


後ろを振り返ると、そこには....


『幼馴染』がいた。

そして、ナイフを俺の腹に刺したまま、その手を握りしめていた。


「は....?お前、なんで...」

「....憎いんだよ」

「え?」

「人生勝ち組のお前が、憎くて堪らないんだよ!」

え...俺が、勝ち組…?確かに充実はしてるけど、勝ち組には程遠いような....

「落ち着けよ。冷静になれば、なんとかできるさ」

「落ち着けれるわけねぇだろ!人が苦労してんのに楽しめるのは、勝ち組なんだよ!」

ナイフが引き抜かれ、別のところに指される。

そして、男は意識を失った。



「....ん、ここは...」

「目覚めたか、転生者よ」

「もしかして、神様か何かの類?」

「そうじゃ。これから、お主を転生させる」

えぇー!?転生ー!?

「それでは、頑張りたまえ」

「えっ、ちょ、いきなり、あぁーー!」


「1つ言い

忘れておった。ーーーーーーーーーーーー あ、もしかして聞こえないかも..」

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