第26話

迎えが来るまで取りとめのない会話を楽しんだ。



大らかな男はくったくなく笑い、私を沢山笑わせてくれた。



あんなことがあったのに、悲壮感は不思議になくて。




それはこの男の持つ力強さや、包容力のようなものが、そうさせ



ているのだと思った。




同じ極道なのに父や兄とは全くタイプが違う。



薫や律とも。




そうまるで太陽のような人。




そんな人が私に・・・・。






そう、たしか惚れたって・・・?

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