第24話
「あいつらは裏切り者でな。ご法度である薬を闇ルートで大量に手に入れこっちの、大島組言うたらわかるか?」
たしかうちとは敵対している組のはず。
「大島組にお嬢ちゃん共々売りさばこうとしてたんや。」
「でも、どうして若頭がわざわざ… … 」
「そりゃぁ惚れた女のピンチともなれば助けに行くのが男って言うもんやろ。」
くったくなく笑う男は初めて会ったと言うのに気安いと言うのだろうか。
関西の言葉がそう言う風に聞かせているのだろうか。
妙に安心感があって、当たり前のように差し出された手を迷いなく取ることが出来た。
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