第4話

私はと言うと一人は寂しくて遊ぶ兄たちに

交じりたがったり泊まりにくれば同じ部屋で

過ごしたがったりと、かなりつき纏っていたけれど




兄たちには迷惑以外何者でもなくて苦笑する組員に

引き離されたり酷いときは兄に暴言を吐かれた挙句、

泣かされていた。




「邪魔しないなら近くにいてもいいぞ。」





困ったような顔をし、いかにも渋々と言う感じだけど

兄よりもいくらか温和な律は私が傍にいることを

許してくれて、私は何度もありがとうと言いながら

ひたすらただ眺めると言うだけの行為を飽きもせずに

していたのだから。






幼心って凄いと思う。





だって、そのことを機に私の律への恋心が

芽生えたのだから。

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