第3話
それでも6歳も年の離れた瑞貴は別として二つ上の
兄薫はまだ近くにいた。
小さい頃はそれなりに面倒を見てくれたし
遊んでくれたりもした。
物ごころついたとき、すでに遠いところにいた
瑞貴よりも気にかけてくれていた。
だけど小学校に上がると妹といるのが恥ずかしいのか
友人たちと遊んだり組の若いのと手合わせしたり
するのを好むようになった。
特に同盟を結んでいる貴宮組の長男律とは
同じ学校で同じ境遇のせいか仲が良く互いの家を
行ききしたりして友情を深めていった。
律は子供ながらに恐ろしく綺麗に整った顔を
した体つきの大きな少年だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます