第4話:初富士眺むドローンや生家跡
【ひとこと紹介】
★★★初富士眺むドローンや生家跡
季語:初富士
【レビュー】
時代によって変わる街並みや風景。あったはずのものは直ぐに壊され、新しく生まれ変わる。もう見ることの出来ない景色だったはずだが、技術の進歩により再び昔の面影を感じさせてくれる。
古びた写真や記憶は、辛い思い出さえも美化してくれる。しかし、ドローンが見せてくれる色褪せないデジタル映像は、決別や新たな出発を感じさせる。
【メモ書き】
壊された生家やダム湖に沈んだ村は、俳句のあるある。そして俳句の基本は現在を詠むなのだから、「生家跡の信号機や建物」や「残った1本だけの庭木」が類想。
ただドローンにより、見えないはずだった過去の視点が復活する。あまり無い発想ではあるが、「過去の写真や記憶」と「デジタル映像」となると、同じではない気がする。
見ている視点は同じでも、人の進む方向や想いは違う。その対比は、俳句として表現しても面白いかもしれない。俯瞰して見る為に、翌日になってのレビュー。
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