第4話 ちがーーーう!

 はぁ、はぁ、はぁ。よ、ようやく落ち着いた…。


 魔力切れ(?)、キツすぎる…!



 というわけで、魔力は使い切るとかなりの激痛(←ココダイジ)が走り、魔力が急速に吸い込まれていくことがわかった。もう2度とやらない。

 でも、もう一つわかったことがある。


 それは、魔力の流れだ。

 体に魔力が流れる時、確かに周りの空気が白くなっていた。全部推測だらけにはなるが、魔力の流れを見つけた。さっきまで見えなかったのにね…


 そうして、魔力を見ていると気づいたことがある。魔力が窓から来ているということ。というか、多分太陽光に籠ってる気がする。太陽から明らかに白い力を感じるからね…!

 ここで重大な問題が発生。




 ここベビーベッド、日陰でした。




 まあ、仕方ないけどね。赤ちゃんの日焼けとかもあるからね? あんまり日に当てすぎるのは良くないんだけども。

 でも、魔力があるならさぁ。当たってみたいじゃん、太陽光。


 しかし、今私は赤ちゃんだ。この体では何もできない。せいぜい、メイドさんにおねだりするくらい。…言葉は通じないけどね。



「だ〜。だぅ〜。だ〜だ!」


「あれ、どうしたんですか〜?」


 よし、メイドさんがこっちを向いた! あっちの方! そう、窓! 連れていって!


「え〜、しょうがないな〜」


 よし、伝わったか…?


「ミルク準備するから待っててね。」





 ちがーーーーう!





「だーー! だーーー!」


「え? しょうがないなぁ〜」


 お、今度こそ窓の方に…




「ねんねん、ころり〜や〜」





 ちがーーーーーーーーーう!


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