第15話

──数ヶ月後、時は静かに流れていた。


あの日から、幾度も過ぎた月日。その間に、奏多とユウキは元の世界に戻り、すこしずつ平穏を取り戻していた。ダンジョンの深層で繰り広げられた壮絶な戦い、二人の間に横たわる影。それらは、決して簡単に消え去るものではなかったが、少なくとも二人は再び、共に歩む道を見つけた。


「お前、やっぱりまだ寝てるのか?」


ユウキが部屋のドアをノックする。奏多はベッドの中で、まだ目を閉じたまま寝ていた。おそらく昨夜も夜遅くまで訓練をしていたのだろう。以前のように、闇に囚われていたわけではないが、時折、あの戦いで感じた力の重みが心に残っていることを隠しきれなかった。


「……もう少しだけ、眠らせてくれ。」


奏多が半眼で答える。あの時、ユウキと交わした言葉がまだ胸に残っている。彼が背負っていた「シャドーウォーカー」の宿命。その重圧を、やっと解放したはずだった。しかし、闇の力は単に消え去ることはない。それは今も彼の一部として存在しているのだ。


「お前、無理してんだろ?」


ユウキは心配そうにドアを開けると、ベッドの端に腰を掛けた。


「気にすんな。」


奏多はうっすらと笑みを浮かべ、無理にでも元気な声を出そうとしたが、その目にはまだ深い疲れが見え隠れしていた。


「お前が何か無理してると、俺が心配だ。」


ユウキの真剣な顔に、奏多は少し驚いたが、すぐにその表情を和らげた。


「ありがとう。けど、もう大丈夫だ。あの力も、もう制御できる。」


「本当に?」


ユウキが疑わしげに問いかけると、奏多は少しだけ自嘲気味に笑った。


「まぁ、完全にってわけじゃないけどな。でも、少なくとももう、お前たちに危害を加えることはない。自分自身も、うまくやってる。」


ユウキは少し考えた後、にっこりと笑った。


「それなら、よかった。」


その言葉に、奏多もまた心の中で少しだけ軽くなるのを感じた。


「それより、今日はどうする?」


ユウキが尋ねると、奏多は少し考え込んだ後、ゆっくりと答えた。


「ちょっと外に出てみようと思う。」


「外?」


ユウキが目を丸くする。


「うん。少しだけ、過去のことを忘れてみたい。お前が言ってたように、たまには休むのも大事だろ。」


奏多は立ち上がり、窓の外を見ながら続けた。


「そして、今度こそ自分の足で歩き出したいんだ。」


ユウキはしばらく奏多を見つめてから、軽くうなずいた。


「じゃあ、一緒に行こうぜ。」


二人は肩を並べて歩き出す。外の空気は心地よく、柔らかな風が吹いていた。数ヶ月前のあの暗い世界から、一歩踏み出した今、奏多は初めて、真正面から自分の未来を見据えた気がしていた。


あの日の戦いが、どれほど過酷であったとしても、その先に見える光は決して虚しくはなかった。ユウキという仲間がいる、そして自分が持つ力を正しく使えるようになった今、奏多はもう二度とその力に囚われることはないと感じていた。


「これから、何をしようか?」


奏多がふと思い、ユウキに尋ねる。


「俺か?」


ユウキは少し考えてから、明るく答えた。


「とりあえず、今日も遊ぶか!ってのは冗談だけど、少しでも多くの人を助けられるように、俺たちも頑張ろうぜ。」


「助ける…か。」


奏多は少しだけ考えた後、静かにうなずいた。


「うん、そうだな。」


二人はそのまま歩き続けた。たとえその道がどれほど長く険しくても、彼らはもう恐れることはない。彼らには、互いに支え合う強さがあったから。


そして、その先に待っている未来を、共に歩む覚悟を決めていた。


彼らの戦いは終わったわけではない。それは今後の人生で続いていくだろう。しかし、もう一つの試練は過ぎ去り、今、彼らはその先にある希望を信じて進み始めた。


「行こう、ユウキ。」


「おう。」


二人の足音が、静かな街の中で響き渡る。彼らの歩みは、やがて大きな力となり、暗闇の中に輝く光を生み出すことだろう。


それは、まだ始まりに過ぎなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おーわり

これさ、全部ChatGPTに書かせたんだよ

意外と完成度高いけど僕よりも文章力すごいけどなんか途中に出てきたみさき誰だよだったり途中で主人公変わってんじゃねーかだったりなんで奏多くんアザトース知ってんだよだったりツッコミどころは意外とあったね

でも面白いからよし。1人で楽しむ分にはうってつけだね

それじゃあはい、ちゃんと自分のやつ描きます

更新サボって申し訳ございませんでした

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シャドーウォーカー、それ即ち陰キャなり tanahiro2010@猫 @tanahiro2010

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