葛藤

第56話

寝付けなくて、さっき飲み物を買いに自販機の所へ行ったら、男の子(高校生?結構大きい子)が長椅子に座っていた。



髪の毛クシャクシャで、目は充血している。

ちょっと恐くて、買わずに戻ろうとしたら、ナースステーションから看護士さんがやってきた。



看護士さんは男の子に声を掛けながら、私のかわりに自販機にお金を入れてジュースを買ってくれた。

私はそのまま戻ったが、看護士さんは男の子の隣に座って、何か話し掛けていた。



微かにだが二人の話し声が聞こえた。その男の子はどうも、夜になると色々考えて毎晩葛藤するらしい。

まぁ思春期の正しい夜の過ごし方である。



悩みや苦しみは「夜に花開く」モノである。

花のある人生…すばらしいじゃないの。

葛藤するエネルギーが、男の子を輝かせて見せた気もする。



葛藤…いいんじゃない?

うん…良いと思う。

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