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それでもあこさんの件があってから、親からもバカにされてるし、

どこかに運命の人が居るかもしれないと思って、女性を求めるようになった。


それまで女のけつばっかり追いかけているヤツを軽蔑してたし、

俺はそんな男じゃないって粋がってた。

でもこの間の敗北。俺の信念を変え始めている。


学生の頃はずっとサッカーをやっていた。

男ばかりの世界だった。

もちろんほかのメンバーたちはサッカーをやることで、女の子たちにも、もてていた。


俺は外観が良くない。

それも相当良くない。

その自覚は、小さいころからあった。

だから最初っからサッカーをやったところで、もてるなんて意識はもったことがない。


仲間たちが女の自慢話をしていても一緒に笑い、そして軽蔑していた。

俺には縁のない話だとも思って聞いていた。


だから女性と一度も付き合ったことがない。

みんなにもよく馬鹿にされた。

それすら気にしないようにしてた。


高校は男子校だったし、女性との接点すらなかった。


ただただサッカーに熱中してた。


ところが会社に入って同期で運命の人だと思う人に出会った。


そして見事に敗北。大敗北。大大大敗北。


そんな俺だが、今は女のけつばかり追いかけるヤツとおそらく変わらない目で女性を見ている。

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