ー彼女の罪ー

第15話

「でも、もうそろそろお別れかなー?悲しいな」

笑いながらお兄さんはそういった。

あぁもうそろそろ警察が来るのか まだ幼かった私でもそれくらいは分かった


「俺はもう行くけど、これだけは覚えといてね」

そう言っていつもニコニコしている笑顔が一瞬にして消えた

その瞬間、私の背中の鳥肌がゾワリッとたった


「いつか、迎えに行くからね。その時まで待っていてね。それと君は幸せになっては行けないんだよ、だって罪を犯したんだから。だから絶望したその目で待っててね。必ず迎えにいくから」


そう言って最後に私の心を縛り付ける禁断の言葉を放った


「愛してるよ。これからも今もずっとね」

そう言って暗闇の中へ消えていったー

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