第13話

「あぁごめんね鈴花ちゃん、目にかかっちゃったね!でもその方が ゙綺麗だよ。 」 そうお兄さんは言った


「そうっ!その絶望した表情君のその顔が見たかったんだよ。」

そう言って私に近づいて来た。そして私の顎をつかんで自分の方によせた。


「君がぜーんぶ悪いんだよ?君が無理をいって僕をここに連れてきたから、君がわがままばっかりだから、君が無力すぎたから

君が生まれて来たから」

闇の底に落とされたような感覚だった。まさに絶望だった


「これから忘れないで生きてね。君のその目がほんとに好きだよ」


「愛してるよ。鈴花」

狂気的な愛しさを孕むような声で私に言った。

あぁー私は逃げられないんだ。この時さとった

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