甘い時間
第2話
「え?・・・・本物?」
私の愛しい人はそう言って、手荷物をベタに床に落とした。
しばらく放心してた彼に、微笑んで「おかえり」って言ったら、泣きそうな顔をして抱きついてくる。
一緒に夕食を作っていたお義母さんがそばにいるのにも関わらず深くキスまでしてきた。
お義母さんが困ったように「あらあら、情熱的ね」って笑う声が聞こえて、
恥ずかしくて胸を押して辞めさせたら、今度は微笑ながらみつめてくる。
クルクル変わるかわいい表情はやっぱり私の大好きな『鮫島さん』で、
夜には豹変して冷たい目で貪欲に私を求め続ける。
こんなに極上の男を誰にも渡したくはない
だから、一緒に行こう
ごねんね、中途半端は昔から苦手なの
私は『麗奈』さんに会いに来た。
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