兄である王によって虐げられていた王女は聖女の娘だった。皇帝によって帝国へと連れていかれる王女…皇帝は王女の母、つまりは聖女の骨を所望するが王女が持っているものはささやかなダイアのピアスと指輪だけ。一体なぜ骨を所望するのか…骨はどこにあるのか…王女はどうなるのか…その中にもほんのりと恋心が芽生えているが本人も気づかないもどかしさもあります。是非ヾ(*'∀`*)ノ
ヒロインであるテッサは聖女を母に持つ王女。彼女自身は聖女ではないのですが、その振る舞いや心はまさに聖女と呼ぶにふさわしい女性です。宰相が彼女に惹かれるのも納得。こちらの短編は「骨」というお題に対して書かれた作品なのですが、一見ロマンティックではないお題から、こんな美しくファンタジックな恋の始まりが生み出されるなんて、と感動しました!
短い文字数の中、お題の「骨」を使ったメッセージ性のある作品でした。私はヒロインの母親の導きを感じましたが、みなさんはこの物語をどう解釈するのか、読了後どのような感想を抱くのか興味があります。
3話構成という短い物語ながら、登場人物が全員キャラ立ちしていて読みごたえがありました!滅私の精神を持つ王女テッサにはウルウルと心が洗われます……。