Dom/sub

@haru_hanlove

第1話 発覚した日

「は〜…学校疲れたぁ」

そうぼやきながら下校しているのは、高校2年生の高橋千晶


「て言っても今日4限しか授業なかっただろw」

と言いながら笑っているのは、千晶の同級生で同じクラスの、斎藤菜月


「そうだけどさ〜、内容死んでたやん…」

げんなりと死んだ目をしている千晶と、


「まぁ確かにね?それはそうだけどw」

やっぱり笑っている菜月


「何で笑ってられるの〜」


「まぁまぁ…っ、危ない!『come』!」

(しまった、つい癖で…!)


「え、っ?」


『come』の言葉に反応して、菜月の方へ行く千晶

歩いている後ろから、自転車が来ていたらしい


「あ、ありがと…」


「…へぇ、お前『コマンド』聞き分けれるんだ?」


「ふぇ、?」

突然尋ねられ、キョトンとする千晶


「あ〜…分かんない?」


「え、うん何も分かんない」


「えーと、俺は『コマンド』を使えるDomなんだよね。で、お前は確定でsubだわ。」


「何で?」


「subは、Domが言ったコマンドに絶対従わないといけないの。お前、さっき俺が『come』って言ったとき俺の方来ただろ?コマンドは一般人には意味がねぇんだよね。でも聞き分けれたってことは…ね?」

と、一から全て教える菜月に対し


「…へぇ…?」

まだ疑っている千晶


「ま、信じられないか。じゃあ…試してみよっか?」


「は?おいなにす…」


「俺の家おいで。『come』」


「えっ?あ、ちょ、勝手に…っ!」

コマンドで強制的に連れて行かれた千晶は、まだ知らない

これから何をされるのかも、地獄のループにハメられることも

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