カッパ・カッパー・カッペスト
通常、シエリアは
だが、
なんでも、最近になってカッパが出ると言われる
のどかな場所なので、やってくる人たちは
それにつけこんで
「
「それがね〜、カッパの
シエリアは以前、
頭に
さっそくシエリアはカプァ
ただ、魚でなくカッパなら
使うのは鉄の
明らかにチョイスを間違っていた。
「ええいッ!!」
ポチャンと音を立てたので少女はロッドを
いい感じにルアーが水をかいた。
だが、魚もカッパも一向にかかることはなかった。
やはり、世の中そんなに簡単にはいかないものである。
途中、なにかかかったと思ったが、ただの
気づくと、シエリアはうつらうつらとしてしまって
するとピンク色をしたカッパの
身体の
「
女神はそう
「ふにゃっ!?」
「あっ、はい!! 私が落としたのは鉄のルアーてす!!」
シエリアは″″
するとピンクのカッパは
「
少女は
「いえ、いいですよぉ!! 悪いですって!!」
それを
シエリアは目をパチクリさせた。
「なんだったんだろ今の……。でもなんだかカッパさんが
その様子を
口はとんがり、あちこちシミだらけで、少し
そんな彼はこれを見てニタリニタリと笑っていた。
「おほぉ!! 鉄のルアーと金のルアーを交換してくれるってか!! こりゃ乗るしかねーなビッグ・ウェブによ!!」
すぐに男は
「げっへへ。カッパの
すると再び、カッパの
「あなたの落としたのは金のルアーですか?それとも鉄のルアーてすか?」
「もちろん、金のルアーですよォォ!!」
それを聞いた
「あなたは真実を言っていませんね。
女神はピカピカと謎の光を放った。
そして
頭の
そう、彼はカッパにされてしまったのである。
「グッグエエエ!! グエグエ!!」
思わずカッパ男は
そして
シエリアはこれを
「えいッ!!」
金のルアーをつけて投げると反応があった。
「ゴボッ!! ゴボッ!! 金だぁ!! 金!! 金!! これはオレの金だァァァ!!」
カッパになった男が針にかかったのである。
変身してもなお金に
つくづく
「フィーーーーッシュ!!」
その時、
「よぉし!! 後は
さすがに
そしてまるで両手を抱えられた
あまりの
だが
調べれば調べるほどただのオッサンである。
彼は
どうやらカッパに
このままただのおっさんを
事件にエンタメ
そして彼らはシエリアに
こういう時に
少女は
呼びかけるように声を放つ。
「カッパの
すると、水色にキラキラと光る小石が飛んできた。
きっとこれを通じてやってきてくれるのだろう。
帰ってくると、
「
シエリアが足元に水色の小石を置くと
おもわず
だが、カッパの
「あなたが見ているのはカッパですか? それともカッパではありませんか?」
言われてみればホンモノにも見えるし、コスプレにも見える。
だが、
「あっ!! いけない!! ″真実″を答えないと!!」
シエリアがそう言った時にはもう
ニコニコしていた
本物と思われなかったのがよっぽど気に食わなかったらしい。
「カッパを
シエリアは裏稼業のポリシーに
しかし、このカッパニックのせいで完全に
ケッケッ!! クワックワッ!! カカカケケケ!!
……ケッ、コカカ
帰ってきた!! とらぶる・ぶれいきんぐ!! 〜雑貨屋少女と無理難題・にっ!!〜 しらたぬき @siratanuki
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