第8話
携帯が鳴り出した。
台から携帯を取った。
着信…暁…。
通話ボタンを押して電話にでた。
「天宮さん。
優香里が声帯炎でライヴは中止になるんですよ…!!
優香里の代わりに歌いませんか…!?」
「えっ!!
暁。
どこでライヴをするんだ…!?」
「明後日の18時から武道館ですよ…!!」
「えっ~!!
実はbandの事務所からオファーが来て歌う予定なんだよ…!!」
「えっ~!!
凄いじゃあないですか…!!」
「そうなんだよ…!!
自由に歌って良いらしいんだよ…!!
武道館で歌わせてもらうよ…!!
メンバーも揃って居るんだろう…!?」
「えっ!!
揃ってますよ…!!
あたしがベースをしても良いですか…!?
bandのファンだったんですよ…!!」
「良いよ…!!
暁に頼むつもりでいたからな…!!」
「ありがとうございます…!!
チケット、CMは任せてください…!!」
「分かったよ…!!」
「明後日の朝に武道館で待ってますよ…!!」
「分かったよ…!!
暁。
よろしくな…!!」
「分かりました…!!」
電話を切った。
「えっ!!
けん。
武道館で歌うの…!?」
「そうだよ…!!
勿体ないよ…!!」
「確かにそうだね…!!」
「みんなに話そうか…!?」
「そうだね…!!
驚くよ…!!」
メールを作成をしてみんなにメールを送った。
「憧れの武道館だね…!!」
「そうだね…!!」
ベルが鳴り出した。
玄関に行ってドアを開けた。
「天宮。
どうしたんだ…!?」
「暁から電話があって優香里が声帯炎になったから明後日の18時から武道館でライヴをするよ…!!」
「えっ~!!」
「憧れの武道館ですよ…!!」
「えっ~!!」
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