第1章 冬
第2話
海水のバルブを開いて濾過装置を起動させた。
アクリル板を取った。
「えっ~!!
これで最後だよ…!!」
「えっ~!!
そうだね…!!」
「えっ!!
快適だよ…!!」
「分かったよ…!!」
「雪だね…!!
今年は大寒波みたいだよ…!!」
「えっ~!!
寒いのは嫌だよ…!!」
「えっ!!
海けん。
大丈夫だよ…!!
自家発電も完璧だよ…!!」
「えっ!!
良かったよだよ…!!」
「えっ!!
茅乃。
どうしたの…!?」
「えっ~!!」
「食欲が無いの…!?」
「えっ~!!」
診察室からエコーを持って来て茅乃のお腹を見た。
「えっ~!!
茅乃。
食べ過ぎだよ…!!」
「えっ~!!」
「肉ばかり食べると脂で胃もたれだよ…!!」
「えっ~!!」
「えっ!!
寒いから脂肪は必要だよ…!!」
「えっ~!!
脂肪ならあるよ…!!」
「えっ!!
年寄りには冬は厳しいんだね…!!
茅乃。
寒いの…!?」
「えっ~!!」
「えっ!!
快適だよ…!!」
「えっ~!!
冬だから仕方無いよ…!!」
「えっ!!」
「えっ!!
みかんが食べたい…!!」
「えっ~!!
まだ早いよ…!!」
「えっ!!
みんなも世知辛いね…!!」
「えっ~!!
分かったよ…!!」
「みかんと言えば何かな…!?」
「えっ~!!
愛媛だよ…!!」
「えっ!!
正解だよ…!!」
「えっ!!
海けん。
世知辛いね…!!」
「えっ!!
動物愛護法だよ…!!」
「えっ~!!
狡いね…!!」
「仕方無いよ…!!」
「そうだね…!!」
VRを開いてみかんを探した。
「えっ~!!
甘いみかんでよろしくねだよ…!!」
「えっ!!
分かったよ…!!
高いね…!!
1㎏5000円だよ…!!」
「えっ~!!
世知辛いね…!!」
「えっ!!
50㎏だよ…!!」
「えっ~!!
分かったよ…!!」
みかんを買った。
「明日にはみかんが届くよ…!!」
「分かったよだよ…!!」
「夕方だね…!!」
「そうだね…!!
海けん。
何が食べたいの…!?」
「えっ~!!
アンコウ鍋だよ…!!」
「えっ~!!
分かったよ…!!
みんなもアンコウ鍋だね…!!」
「そうだね…!!」
瑞希は生簀から網でアンコウを掬った。
瑞希はアンコウを捌いてアンコウ鍋を作った。
瑞希は海けんの傍に寸胴を置いた。
「えっ!!
美味しいから熱燗で晩酌だよ…!!」
「えっ~!!
分かったよ…!!」
食料品倉庫から日本を持って来ると寸胴に日本酒を入れた。
キャンプ施設でガスコンロを使って日本酒を温めた。
ジョッキに日本酒を入れた。
プールに入ると海けんにジョッキを渡した。
「えっ!!
最高だよ…!!」
「えっ!!
良かったね…!!」
「冬は毎日熱燗だよ…!!」
「えっ!!
分かったよ…!!」
みんなで憩いの場に行った。
「えっ!!
光希、佐由美は可愛いね…!!」
「そうだね…!!
いっぱいミルクを飲んでね…!!」
「分かったよだよ…!!」
「えっ!!
賢いね…!!」
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