薔薇の匂いと貴方の瞳
鷹見津さくら
薔薇の匂いと貴方の瞳
薔薇の匂いとあなたの瞳
ぱち、と目が覚めた。目覚め自体はすっきりなのに何処か落ち着かない。見上げた天井は真っ白で、何故だかむせかえるような花の匂いがした。身動ぎすると体から幾つか軽いものが落ちていくのが分かる。むくりと起き上がって、私はそれをまじまじと眺めた。
薔薇、だ。
正確には、薔薇の花びら。シーツの白とは対照的に真っ赤なそれが、ベッドの上に敷き詰められている。軽く頭を振れば、はらはらと薔薇の花びらが落ちていった。シーツに散りばめられているだけじゃなくて、私の体にもたっぷり薔薇の花びらがばら撒かれているようだ。薔薇の匂いがひどい。
部屋を見渡そうとして、隣に誰かが寝ていることに気が付いた。私と同じぐらいの歳の女の子だ。血が通っていないような白い肌をしているので、死んでいるのかと焦ったけれど、息はしている。彼女の呼吸と共に緩やかに薔薇の花びらが動くのが分かった。肌だけじゃなくて、髪まで淡い色なので、花びらがよく映えている。長いまつ毛が目元に影を落としている。艶やかな唇は、触ったら多分柔らかいだろう。肌もしっとりと吸い付くように瑞々しいに違いなかった。使っている化粧品が何かを聞きたいぐらいには。閉じられた瞼の奥にどんな瞳が隠れているのだろうか、と思った。色素が薄いので、薄茶色の瞳かもしれない。或いは、紅色か。
すやすやと眠る姿が、まるで眠り姫みたいと私は思う。それか白雪姫。端的に言えば、私の好みド真ん中。ストライクゾーンにも程のある美少女だった。うーん、可愛い。
夢のような光景に私は暫くぼーっとしてしまった。起きたら知らない部屋にいたのだから、もっと動揺してもいいのに。あんまりにも予想外のことが起きると人間は逆に落ち着いてしまうのかもしれなかった。私の場合は、特に状況が特殊なので一周どころか、十周ぐらい回って冷静でいられるのかも。
この部屋に来るまでの記憶が、無い。
というか、記憶自体がぼんやりとしている。私の名前は分かるし、学校で勉強したことも覚えているのだけれど、今まで私が何をしていたのかも、友達が誰なのかも分からなかった。友達のこともどう生活していたのかも朧げな輪郭のようなものでしか思い出せない。
友達は、いた。学校に通っていた女子高生なのも確かだ。ただ、友達の名前も学校の名前も分からない。思い出そうとすると蜃気楼のようにぼやけてしまう。
当然、隣で眠る女の子のことも分からないし、この部屋が何処なのかも分からない。
そうっと女の子を起こさないようにして私はベッドから降りた。動いても一切軋まないベッドはとても高そうだ。こういうことは分かるのになぁと思いながら、部屋を回り始める。女の子を起こせば何か分かるかもしれないが、先に状況を少しでも把握しておきたい。ひどく好みの顔をしている彼女だけれど、私の味方なのかどうかは分からないので。自慢ではないが、私の女の趣味はとても悪いのだ。
「んー、出口はこれかな?」
立派なドアが一つだけ、部屋の中にある。ドアノブをゆっくりと回すけれど、途中でガチャンという音が聞こえた。これ以上は回らないらしい。残念ながら、鍵が掛かっている。ドアも簡単には破れそうにない。ここにマスターキーでもあれば良かったのだけれど、そんな物騒なものは無さそうだ。
次は部屋の四方を観察する。何処にも窓は無かった。飛び降りて脱出という方法は無理らしい。
小さなテーブルとその側には、ビジネスホテルに備え付けられているような小さな冷蔵庫が置かれていた。冷蔵庫の中身は、弁当が二つに水と思しきペットボトルが二本。それと謎の液体が入っている容器だった。
「ふむ」
私は眉を寄せる。これだと一食分しかない。私が独り占めしても二食分。少しずつ食べて節約しても長期間この部屋にいるのは難しいだろう。
テーブルの上にはメモ帳とボールペンのみ置かれている。メモ帳には何も書かれていない。私を閉じ込めた犯人からの指示がないかと思ったけれど、何もないらしい。
ぐるりと辺りを見渡しても他には何も無かった。もうちょっと調べれば何か見つかるかもしれないが、一旦調査をやめる。
私のすべきことはこの部屋からの脱出。記憶が曖昧であることは、不安だが、出てから考えてもいいだろう。ここから出なければ、飢え死にする未来が待っている。記憶が曖昧とか言ってる場合では無かった。
しばらく天井を眺めてから、私はベッドに乗り上げる。女の子はまだ寝ていた。この状況でよくもまあ、こんなに眠れるものだ。肝が据わっている。
「……ねえ、起きて」
私はゆらゆらと彼女を揺すった。彼女が呻きながら、眉を寄せる。
「ねえ、起きてってば」
何度か揺らして、ようやく彼女が目を開けた。眩しいのか目をしばしばとさせながらだけれど。
こちらに向けられた二つの瞳は、薔薇のように鮮やかな紅色だった。
「なあに」
鈴が鳴るような声。耳に心地よいそれに、声まで好みかぁと思った。好みの塊みたいな少女だとか馬鹿みたいなことを考えながら、私は口を開いた。
「えっと、私と貴女はこの部屋に閉じ込められてるみたい」
「そうなの?」
彼女は周りをきょろきょろと見渡した後、私の方に視線を戻す。
「この部屋に来る前のこと覚えてる? 私は覚えてないんだけど」
首を横に振った彼女が少し目を細めた。
「貴女は、私のこと知ってたりする? 私、記憶がないんだけど」
「ううん。知らないわ。わたしも記憶がないかもしれない」
何が楽しいのか彼女がくすくすと笑う。この状況で笑うなんて、ちょっと変な人なのかもしれない。
「ふふ、あはは、何にも分からないのって楽しいね。やっぱり人生って刺激的な方が面白いわ」
「面白がってる場合じゃないと思うんだけど」
「ごめんなさい。わたし、こういうの好きなの」
「……拉致監禁が?」
「刺激的なことが!」
眠っている時は、人形のようだったのにこうして喋ると生き生きとしている。
「まあ、楽しんでてもいいけど、脱出しないと不味いから協力して」
「はあい」
子供みたいに笑いながら、彼女がベッドの上で立ち上がった。薔薇の花びらが溢れていく。薔薇の匂いが濃くなった。
「ドアは鍵が掛かってて開かない。窓もない。食料は一食分、水も少し。他の部屋に繋がるドアもなし、って感じの状況だよ」
「ふうん。先に調べておいてくれたんだね。ありがとう」
ぴょんとベッドから飛び降りて、彼女がテーブルに向かう。置かれているメモ帳を手に取ってから、メモ帳の表面を指でなぞっているのが見えた。
「ああ、なるほど?」
机に置かれた鉛筆でメモ帳の一番上の紙を真っ黒に塗った彼女が、私にそれを見せてくる。
「なにこれ」
「化学式」
アルファベットと数字がいくつも重なったそれに私は嫌な顔をした。
「意味、分かりそう?」
「うん。でも、説明しにくいかも。あなたって理系の教科嫌いそうな反応だし」
頷く彼女の髪が揺れる。薔薇の匂いが鼻をついた。随分と慣れきって順応してしまったと思っていたけれど、そうでもないらしい。というよりも、多分薔薇の匂いが強すぎた。
「次の紙にまで後が残ってたのは幸運だったかも。誰かが、このメモ帳に強く化学式を書いて、それを回収していったのかな」
よく尖っている鉛筆をくるくると回してから、彼女がんーっと伸びをした。
「なにかのヒントかもね。あなたが確認したドアは鍵が掛かっているし。脱出ゲームみたいにここから出るための指示は何もないけれど、とりあえず色々、漁ってみようか」
「分かった。私一人じゃ見つけられないものとかありそうだし、貴方頭が良さそうだし……」
私が見落としたものをたくさん見つけてくれそう、とまでは言わなかったけど、彼女には分かったらしい。苦笑された。
「わたしの頭が良いのは否定しないけれど」
「否定はしないんだ」
事実を否定しても意味がないもの、と言った彼女が言葉を続けた。
「わたしはあんまり体力がないから、いざって時はあなたに任せると思うよ。適材適所でしょう? こういうのって。あなたには、あなたの良いところがあるものよ」
「おお……優しい言葉だ」
そうかしら、と彼女が首を傾げた。こんな状況で楽しそうにしているので、ちょっとやばい人なのかもと思ってたけど、案外良い人なのかもしれない。でも、まだ彼女が本当に信頼できるのかは分からないのだから、警戒しないと駄目だろう。
「次はこっち、かな」
彼女がしゃがみ込んだ。がさごそ、とテーブルの下を弄っている。
「何してるの?」
「んー、なんか違和感があったの」
カチャ、という音がして彼女がテーブル下から這い出てくる。そのままの姿勢で、彼女が私に向けて何かを差し出した。
「これって、引き出し?」
妙に手際が良い。怪しいな、と思いながら、引き出しを受け取る。私の怪訝な目に気がついたのか、彼女が首をぶんぶんと振りながら言った。
「メモ帳を取った時に手が当たったんだけど、音が変だったのよ」
渡された引き出しを見ると普通の机にあるような物よりも薄くて小さい。中に入っていたのは、ノートだった。
表紙には私の名前が書かれている。これは数学のノートだ。来週、小テストがあることを思い出して私は眉を顰めた。文系なのに数学をやる意義はあるのだろうか、と毎回思ってしまう。前回の小テストでは満点を取れたけど、今回とまた同じように勉強するの絶対に嫌だ。
というか、こういうのは覚えているのに他の記憶がぼんやりとしているのはどういう種類の記憶喪失になるんだろう?
ノートをぱらぱらと捲る。うん、やっぱり私の数学ノート。ひょこ、と隣から覗き込まれた。
「誰のノートかしら?」
「私の」
なんでここに? という顔で首を傾げられた。その疑問はもっともだ。
「ここに持ってきた覚えは無いけど、なんか……あったみたいだね」
ノートを捲っていくとどう見ても私の文字じゃない文章が書き足されているのに気が付いた。私の数式に分かりやすいように補足が書かれているのだ。私の丸っこい文字よりも角張ったきっちりとした文字。絶対に私はこんな文字は書いていない。ちょっとしたホラー現象だ。
「記憶にない文字が書かれてる」
「どれどれ?」
「貴方の文字だったりする?」
しばらく彼女が私のノートを眺めてから、首を横に振った。
「わたしのじゃないわ」
「そっか。じゃあ、誰のなんだろう」
「わたしたちをここに閉じ込めた人間たちのものかもしれないね」
その後は、枕の下で新聞の切り抜きが見つかった。それ以外の新しい発見は何も無い。
新聞の切り抜きは最近の朝のニュースで騒がれていた薔薇についてだ。ぼんやりと薔薇の研究について思い出す。化学が苦手なので、一回で理解出来なかったけれど、どうにか頑張って理解したのだ。それでも、ちょっとどころではなく曖昧な理解なのだけれども。確か薔薇の成分を利用して、人間の記憶を操作するというものだった。記憶喪失になった人の記憶を戻したり、逆に記憶を失わせたり。まだ実用化の目処が立っていないというか、臨床実験すらまだされていない、という状況である。人間での実験は慎重に行わなければならない、と言っていた。今の状況に似てはいるけれど。
「全くわかんないんだけど」
私は思わず呻いてしまう。
なんでここに閉じ込められたのかも分からない。どうやったら脱出出来るのかも分からない。私の曖昧な記憶も特に戻っていない。
まず第一、今まで見つけたものに繋がりが何もないのだ。これには困ってしまう。脱出ゲームをするのは好きなのだけれど、あれは出てきた物に脈絡がなくてもストーリーが進んでいくので何とかなる。でも、現実なのでヒントになりそうなものを見つけてもストーリーが進まないのだ。前に謎に脈絡がない場合があると文句を言われた時には、そういうものだからと返したけれど。今なら脈絡って必要だと思うと同意してしまう。
……あれ? 私とその会話をした相手は誰だっただろうか?
友達の誰かと思ったけど、違う。その時話した相手だけ、ぽっかりと穴が空いているように思い出せない。
うーん、うーんと呻く私に彼女が話しかけてきた。
「わたしたち、実験に選ばれたのかもしれないね。この部屋、薔薇がいっぱいだもの」
「そう、かも」
記憶を無くす前の私が研究に同意したのだろうか? 流石に新聞に載るような研究で同意しないで人体実験はしないだろう。そういうことをすると倫理審査委員会? みたいなやつで止められてしまう筈だ。多分。そう教えてもらった。
「とにかく、ここから一緒に二人で出ようね。わたし、あなたともっと外で喋りたいな」
ふにゃりと笑ってみせる彼女の笑顔が、変な声が出そうなくらい好みの表情だった。
まずいな、吊り橋効果も併せてちょっと好きになってしまいそう。そもそも、顔が好みすぎるのだ。スリーアウト、三振になっちゃうレベルでストライク。こんな状況なのに? と理性は囁くけれど、好みの顔には大層弱いのが私なのである。デート中に好みの顔を見つけたら、そっちを見てしまうぐらいの駄目人間だけれど、彼女が恋人だったなら絶対によそ見をしないだろう。
彼女が少し動く。濃い薔薇の匂いが、余計に濃くなった気がした。
新聞を見つけた時から移動していないので、私たちは二人ともベッドの上にいる。
優しい手つきで彼女が薔薇の花びらを指で摘んだ。そういえば、私は彼女の名前すら聞いていないなと思う。
「ほら薔薇、綺麗でしょ」
薔薇の花びらを見せびらかすように私に見せた後、彼女はその薔薇の花びらを口に当てる。
そんな彼女を見て、私の頭の中のピースがぱちりとハマった音がした。
つられるように彼女の頬に私は、手を当てる。
「……ここにいるのは、わたしとあなたの二人だけ。もし、何かをわたしたちにさせたいのなら、二人でなにをしたらいいのかしら? あなたは、どう思う?」
揶揄うような声色で、蠱惑的な瞳の色をした彼女が囁いた。ああ、全く。馬鹿みたいに好みの顔で困りものだ。本当に。
彼女が目を閉じる。顔を近付けて、彼女の睫毛が落とす影をじっくりと見てから。
私は柔らかく白い頬を摘んでやった。ぱちっと彼女が目を開ける。
「このマッドサイエンティスト」
吐き捨てるように言ってやれば、彼女がにぃっとタチの悪い笑顔を浮かべた。作られた私好みの表情じゃなくって、イカれた性格が現れている表情だ。それなのにちょっとどうかと思う程に好みの顔で困る。本当に困る。
「あは、思い出しちゃった? 残念。でも、そこそこデータ取れたからいいかも」
楽しげな彼女は、もう本性を隠す気がないらしい。
「仮にも恋人を被験体として扱うとか、あんたの頭の中どうなってんの」
「そんな怒らないで? ……記憶、どこまで戻っている?」
「大体全部。この実験に同意したのかどうかとかは覚えてないけど」
うんうんと頷いた彼女がやっぱり楽しそうに笑う。
「そっか。それじゃあ、わたしが恋人だってことも、薔薇の研究をしているのがわたしだってこともちゃあんと思い出したんだね?」
「そうだよ」
私の可愛くて性格がちょっとイカれてる恋人の研究に巻き込まれたことは初めてではない。けれども、記憶を綺麗に失ってしまうような研究に協力したのは初めてだった。
記憶が無い私が、彼女に対して顔が好みだな、とか思う筈である。
思い出してみれば、研究の内容をぺらぺらと私に説明しまくってくる女が恋人なのだから、薔薇の研究について把握しているのはおかしな話じゃない。数学のノートに書かれていた解説だって、彼女の手によるものだ。
「実験だっていうなら、私の反応見るだけでも良かったでしょ。なんであんたまでいるのよ。近くで観察したかったわけ?」
「ああ、本当に覚えてないんだね。わたしも記憶忘れてたんだよー? まあ、化学式のメモ帳見つけた段階で全部思い出したけど」
「は?」
私は慌てて彼女のおでこに手のひらを当てる。ひんやりとして気持ちが良い。
「熱は……ないか。気分悪いとかは?」
「ないよ! 元気いっぱい」
「……あんたに副作用とか出たら不味いのになんであんたまで忘れてるの」
「だって、それがあなたの希望だったんだもの」
思わず、自分の頭を押さえてしまった。
「私の希望? 私、あんたには健康でいてほしいんだけど?」
きょと、と彼女が瞳を瞬かせる。
「あなたって、ロマンチストじゃない。結構」
「え、それ今関係ある?」
「あるわ! 記憶がなくても、わたしに一目惚れしたいし、一目惚れされたいって言ったから、今回の実験に丁度良いなって思ったんだから!」
「おお……私って、そんなこと言った?」
言った、ともう一度告げる彼女は嘘をついている時の顔じゃなかった。私は天井を見上げる。相変わらず薔薇の匂いがした。ちょっと今の記憶だけ消去してほしい。
「あなたの、そういうわたしのこと大好きでいてくれるところ、大好きよ。わたし、あんまり人に好かれる性格はしていないけれど、あなたはわたしのこと好きでいてくれる。それって、とっても素敵で嬉しくて、わたしもあなたに愛してるわって伝えたかったの」
こてん、と首を傾げた彼女は言葉を続ける。
「わたし、記憶が無くてもあなたのこと、素敵だなって思ったわ。あなたはどう? わたしって魅力的だったかしら」
それを聞かされたら、怒るに怒れなかった。むしろ、大分いじらしくって可愛いじゃん、とさえ思ってしまう。
「……私も記憶が無くてもあんたに惚れかけてたよ。この子が恋人なら、よそ見をしないぐらい好みだなって」
「あらあら、それってわたしに告白した時も言ってた台詞だわ!」
嬉しそうに彼女が手を叩いた。
「記憶を取り戻すまでにどのぐらいの時間が掛かるのかを知りたかったから。実験はもう終わり。でも、ここから出たらすぐに今回のデータを分析しなきゃいけないの。きっと、すごく忙しくなっちゃうわ。あなたにも会えなくなっちゃうかも」
愛の告白をお互いにした後だというのに、それは嫌だなと思う。余韻を味わうのも恋愛の醍醐味である筈だ。
「けど、猶予はまだあるの。一日中ぐらいはね。どうする? もうちょっと遊んでからこの部屋を出てもいいけれど」
わたしの知ってるあなたの良いところ、もっと細かく話してあげたいわ、と言いながら彼女はくすくす笑った。
「私の答え分かってて聞くの、ずるいよ」
薔薇のような紅い瞳を三日月の形に歪ませる彼女の顔が好みすぎて、やっぱり私はいつでも彼女のことを許してしまう。
薔薇の匂いと貴方の瞳 鷹見津さくら @takami84
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