とても優しいガイコツさん。読んだ人の心があたたかくなります
- ★★★ Excellent!!!
童話的な世界観の、とてもあたたかな気持ちになれる作品でした。
ガイコツが、ある冬の日に家々を回る。「ホカホカにしてほしいのです」とお願いする。
しかし、人々は冷淡な対応をする。「ガイコツなんか家に入れたくない」と。
まあ、「ですよね~」という感じではあります。でも、このガイコツさんはとっても優しい奴なのです。
せめてもの、という形で布きれやパンや干し肉をもらうガイコツさん。
そんなガイコツさんが、その先で遭遇したものは……。
優しさ、温かさ、という言葉について改めて感じさせられる、優しい目線で綴られた物語でした。
読んだ人の心があたたかくなる、とても素敵な作品です。