第3話

その時。


どおおおおおおおおん!!

「がおおおおおおおおお!!」


巨大な音がして振り返るとそこには巨大なホワイトベアが、こちらに向かって攻撃を仕掛けようとしていた。


「待ってましたぁ!!」


私は飛び上がって顎を目掛けておもいっきり蹴りをいれた。

くらりときたところで勇者が剣を振るい、魔女は勇者に増強魔法をかけた。

弓士が顔を目掛けて弓を引き、戦士が大きな剣で切りつける。


ホワイトベアの攻撃を避け、何度も攻撃をしかけてホワイトベアを倒した。

倒した後は解体作業。

段取りよく慣れた手付きで解体する中、魔女にとれた毛皮を魔法で洗浄して乾燥してもらった。


「ありがとう!これでマントを作ることにするわ」

「女戦士、ちょっと……ファー付きマントが……」

魔女が小声で話し始めた。

「あ、それいいアイデア」


その夜。

私は魔女と一緒に夜なべしてチクチクと毛皮を縫った。

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