私の心もよう

雨宮吾子

2025/01/20

林檎を一個

蜜柑を一山

お札一枚で買ったつもりで

硬貨を手の中で遊ばせながら帰った夕方

懐は冷ややかなものだけど

温かい気持ちを忘れずに

縮んでいく影を見ながら

僕は春を願った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る