第26話 受かったというか落ちたというか・・・

随分と久しぶりの更新である。

パー子が入学して既に9ヶ月。(2007年4月入学)


何の更新もしていなかったが、色々と質問もされ、そして応援していただいた方々への報告も、遅ればせながらしなければならない。


そして現在パー子の弟、ペーの受験姿についても書くべきだと思っている。


パー子は澁谷幕張は一次、二次とも落ちました。しかし、市川の受験後にヘラヘラとしているところを、自分に厳しく喝を入れられ、東邦に合格。勢いで無謀にも2月1日にJG=女子学院を受けたところ合格。


市川か東邦で喜んでいた父親をさらに見返してみせた瞬間でした。

というわけで、パー子はJGで現在元気にやっています。


渋幕には縁が無かったけれども、パー子に合った学校で本当に良かった。


結局、パー子の集中力の為せる技でした。


バカだバカだと思っていましたが、夏休み、冬休みに集中し、偏差値55くらいから60台へとグイグイと成績を上げ、最後は偏差値的には無理であったところに、勢いだけで受かったようなものです。


なかなか見上げたところがあると思ったのは、喝を入れられた後の悔しがり様。

絶対受かってみせると心機一転がんばったことは親としても「これで落ちても仕方ない」と思わせたほどです。


逆に、あそこで喝を入れてなかったら、同じ結果でも後悔していたかもしれません。


一生懸命やって落ちるなら、仕方ありませんが、いい加減にやって落ちたなら「これまでの勉強はなんだったのか」と思いますから。


と、言いながら、今頭を抱えているのは、その弟、ペーです。


あまりに呑気で、しかも勉強嫌い。

しかも飽きっぽく、机に向かっていられない。


自分は何度か、受験以前の問題として怒鳴りつけましたが、現在は、母親のサリバン先生のような献身的な教えのもと何とかやっています。


思えばパー子は我々にとっても初めての中学受験で、情報に振り回され、不安ばかりでした。そして、下手にそこそこ成績が良かったもので、上ばかり見ていました。


しかし、今度のペーは、それほど出来が良いわけでもなく、頭を悩ませるところですが、正直言って志望校は「まあ偏差値的には50に届かないくらい」と思っています。しかし、この男に出来るだけ合った環境での教育を望み、やはり、受験させようと思います。


公立でもいいかな、って思いますが、本人は姉を見て、受験するものだと思っています。


また、せっかく勉強の癖が付き始めてきたので(今度小5・・・)、挑戦させてやろうかという気持ちです。


パー子での経験は勉強を教える意味ではあまり生きていませんが、中学受験というものを一度経験したおかげで、親の方が、気持ちとしてはおおらかになりました。


ペーには何も無理をさせることなく、本人の努力の範囲でやらせようと思っています。


パー子が受かったのは本人の努力。


そしてペーが勉強するのは本人の意思次第。


親も成長したものです。


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中学受験 受験生の父親ブルース @bentbean

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