第23話 改札抜けたら猛ダッシュ

父は10キロマラソンを走った当日、パー子は公開模試が終わって家で会う。


父 「足が棒だ」

P子「わたしは頭が棒だ」←バカっ!


きょうはパー子を会社帰りに迎えに行く日。


しかし電車を乗り越してしまい「迎えの時間に間に合うかなあ」と思いつつ、折り返しの電車に乗っていたら、何とパー子たちがN研の帰りで乗り込んできた。


友達と一緒のときに、父に会うのも恥ずかしかろうと思い、顔を伏せて知らん顔していたら、パー子は私の目の前を友達と走りぬけて行った(車内)。

上り電車ゆえ、超すいていたので、見逃してやった。


降りた駅で、友達と別れてから声をかけようとしたら、今度はパー子は改札抜けた途端に猛ダッシュ!(予想外)


昔、横浜銀蝿の「ツッパリハイスクールロックンロール登校編」に「改札抜けたら~猛ダッシュ」とありましたが、まさにそのもの。


全く何を考えているのやら?


 「おいおい!」と追いかけるも、100メートル以上走って信号待ちでやっと追いつく。


P子「やあパパ」


父 「ぜぇぜぇ…何走ってんだよ。お前と一緒の電車に乗ってたんだぞ」←もう「走る」のはコリゴリの父


P子「えっ?気がつかなかった~あのねぇ、いつもだったら改札でパパかママをみつけるでしょ。

でもきょうはいなかったから、どれだけ家に近い側で会えるか試した。んで走った」


ま、ギリギリ俺は心臓停止を免れた。


と思ったら、家について先日のテスト結果見て、脳死。

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