第20話 先週の保護者への問題への回答


1週間前の答え。


1問目

「無限の部屋があるホテルがある。今、このホテルは満室なんだけど、そこに1人の旅人が尋ねて来て、泊めてくれって言うんだ。部屋は満室、だけど、支配人が宿泊客全員にある指示をすると、一部屋空いて、旅人は泊まれた。さて、支配人は何と指示したか?」

答えは下にありますがすぐに見ずに考えてみてください。









支配人は「みなさん一つ隣りの部屋に移って下さい」と言う。


すると1号室の客は2号室に2号室の客は3号室に・・・となり、1号室は空き部屋となる。


そこに旅人に入ってもらう。



これは「隣の部屋」と言っても「部屋番号が1つ多い部屋」ということなのだけれど、それにしても見事。



2問目

「この無限の部屋があるホテルが、第1問と同じように満室のところに、無限の客がやってきた。支配人はこの無限の客も、宿泊客への一つの指示で泊めることが出来た。さて、何と指示したか」


前回「解くコツは部屋にナンバリング」と書きましたが、逆に、部屋番号が無いと解けない。

これも答えは下にありますが、ちょっと考えてみてください。















要は「どんな数も2倍すれば偶数になる」ということ。


支配人は「今の部屋番号を2倍した番号の部屋に移ってください」と言ったわけ。


そうすると1→2、2→4、3→6・・・となっていくから、1,3,5・・・と奇数部屋が無限に空いていく。


そこに「無限の客」を入れる。


ということでした。


「無限」という定義は小学生には分かりにくいかもしれませんが

大人より頭の柔らかい子どもの方がわかるのかもしれません。


保護者も柔軟な頭が無いと、勉強を教えることばかりではなく、

子どもたちの可能性を否定しかねないので、自ら「要注意」と思ったのでした。

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