生きる

生きていればいろんな事がある。嬉しい事、辛い事。後悔だってする。嫌なことは嬉しかった事よりも深く強く心に刺さる。そして残る。覚えていようが過去の失敗のやり直しは効かない。強く刺さったその後悔は成功した喜びに変えて上書きする事はできない。だからこそ誰かに後悔したことを肯定してほしかった。こんなことをしてしまった、と落ち込んでいようと。それでもそんな事関係ない、君の隣が好きで君の隣にいるのだから、と言わんばかりの態度で隣に居て欲しかった。正直なところその隣は誰でもいい。認めてくれればそれで良かった。死ぬほど誰かに愛されたくて、その人の事を私も死ぬほど愛したくて。依存して。2人で底なし沼にでも、どこまででも落ちていきたかった。でもそんな事私には起こり得ない事であってただの夢、妄想にしかすぎないのだろう。そんな私の人生はもうゲームオーバーだった。もうつらかった。訳が分からないくらいに泣いて、泣いて。それでもどうにもならなくて。体は生きてるけど、私は生きてるけど、心は死んでいた。

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