私たちの一緒に過ごした日々が目に見えて残らなくていい。2人の心の中で残ってさえいればいい。いずれその記憶が薄れていったとしても。私の名前も、存在さえも、君の中で忘れてしまうほど小さくなっていい。でもやっぱり思い出してほしい。矛盾しているし、この日々を君が幸せだと思って心の中に思い出として留めているかさえ分からない。でも、それでいい。最期に君が私のことを一瞬でも思い出してくれればいい。私たった1人を思い出すんじゃなくて、君のエンドロールに流れればいい。ただそれでいい。それだけがいい。