第10話「現夢の芳香」
そうして世界は
終わりを超えて
寂しさを覚えたまま
朽ちて行った
きっと素晴らしくも
儚いのだと
その幻の夢のような
痛みを伝う
まるで生きて来た今までが
必要なくなるくらい
全てを捨てて
そうして最後には
言葉を添えて
未来に手向けるだろう
まるで奇麗だね
この世界が教えた
最後の勇み足は
きっと君への階段で
だからまた会おう
そんな君と話した
夏だけは
決して移り変わらず
僕の心にあり続ける
だから、ね。
また会おう
季節を超えずに
永遠を知りながら
それでも笑うから
だから今だけは
精一杯の愛をここへ
ここへ贈るよ
さよなら。
僕の全てだった
そんな幻の君よ。
さよな。。ら。
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