第8話 最終決戦

レイン達がフェザーの拠点に乗り込んだ。


ここに双方、最終決戦が整ったようだ。


【そろそろ終わりにしよう、フェザー】


【レイン、この裏切り者が!!挙げ句の果てには、ここを潰しに来るとは】


 レインとフェザーの戦いが始まった!!お互いが🗡️と🗡️で魔法は使わないつもりだ。いや、魔力を込めた🗡️で戦うつもりのようだ。



………………………………………………………



【何故解らない?長老達の別の顔が!!】


【セーナ…お前と戦いたくはなかったよ。でも、レインのことは、裏切られた俺の気持ちは理解できないだろうな…俺はフェザーについて行くと決めたんだ】


 セーナとゼスト、二人ともレインのことはよく知ってる。仲間だった二人が魔力を高めている。一撃で決めるつもりだ。

 


………………………………………………………



【どけ!!お前に用は無い!!倒すべきはフェザーと長老達だ】


【威勢がいい可愛いお嬢さん!!バーサーカーは似合わないぜ。俺からは手を出さないが、そのかわりに動きを止めさせてもらおう】


【くっ!!卑怯だぞ!!正々堂々と🗡️で戦え】


 🗡️で戦闘体制になっているが、動けないミーナ。そのミーナの動きを止めているルーク。戦闘に特化した魔道士だ。



………………………………………………………



 ミーナとルークのすぐ近くの酒場に集まる長老達。この街を、この大陸の全てを手中に収めて、裏では盗賊達を利用して食料や金品の略奪もさせている。


【さて、始まったの…こんな近くで飲んでいて大丈夫かの?】


【ルークじゃぞ!!負ける訳無かろう。安全だからこの酒場にしたんじゃ。他はどうなってるんじゃ?モニター出来んのか?】


【勝率はどうなっとる?んー近眼でよく見えん。もっと大きく書いておくれ】


レイン5 vs フェザー5

セーナ7 vs ゼスト3

ミーナ2 vs ルーク8


【ルークは妥当、何故ゼストが3何じゃ?】


【オッズはこの逆じゃな。ミーナに賭けたら大儲けじゃ!!】


【ここに、あの男はおらんが?大丈夫かの?】


【もし現れたら、別の手は打ってあります。私にお任せを】


そう言うのは白く輝く鎧を纏った騎士。


【白銀の騎士、お主が出るのか?】


【いざとなれば…ただ、その必要な無いかと】


【例の…使うのじゃな】


【おおっ!!あの幻獣か。グレーター何とかじゃったの。楽しみじゃ】


 グレーターエスト…永久凍土を纏った幻獣の騎士。再び永久凍土から蘇ったようだ。


【別に試合してる訳じゃない。負けそうなとこに送り込んでもいいんじゃないか?】


【賭けは有効じゃからの、グレーター何とかで勝ったとか無しじゃぞ。白銀の騎士】


【そちらには関与いたしませんのでご安心を】


 白銀の騎士は、🗡️を置き長老達の前にひざまずく。


【そう言えば、白銀の騎士、お主の名は?】


【私は…】









 

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