クソを褒められて偉そうにするなんて目も当てられない。
だけど自分のクソを褒めてくれる人は最高だ。愛そう。
創作とは、表現とは、意図とは。
作者の鋭い切り口から問いかける創作論。
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学生時代、若気の至りで書き殴った作品を実家で見つけた。
自分の過剰な意識に当時の流行りが混ざっていて、顔を背けたくなる痛々しさと共に、謎の愛着が湧いたことも事実だった。
この作品には様々なモノの見方が出てくる。それらすべてが受け入れられるとは限らないが、
人により考え方が違うのは当たり前で、だからこそ伝わった時「ありがたい」と思えるんだなあという温かみがあった。
質と量、過程と結果、良しと悪し。
相反する要素であって、どちらかしか選べないような雰囲気にもなっているけれども、
実際は両者の間を頻繁に横跳びしているのだろう。今だってどこかで数多の名作と数多の駄作が揺れ動いている。
だから思うがままに創作してみよう、何かしら前向きになれるから。