キミの隣のとなり

遊野煌

プロローグ

第1話

小さな頃から気づけばいつも三人一緒だった。


つかさがいて琴乃ことのがいて私が居る。


晴れの日も雨の日も曇りの日も。


辛い時も嬉しい時も笑った時も。


でもいつからだろう。時々私だけ笑えなくなることが増えてきた。


──理由はわかってる。



それは、キミの隣は私じゃないから。


私はキミの隣のとなりだから。



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