こういうのもいい。というより、「こういうのがいい!」と、当たり前の日常を肯定的に捉えられる作品です。
高校生の彩葉は自分が普通の人間であることに悩む。美術部の後輩の萌叶と共に帰り道を歩き、誰もが羨む美男美女のカップルのことなどに想いを馳せる。
そんな自分の日常はつまらないか。アニメなどで描かれるキラキラした青春とは無縁なままで、自分の人生は不幸なものなのか。
そんな問いの先で、「とある瞬間」を迎えます。
この感じ、とてもいいなと強く感じました。
ここ数年はアニメのトレンドでも「キラキラした青春や恋愛を描く作品」とかよりも「ちょっとした日常の楽しさを見つけてほっこりする作品」とかの方が強く支持されている感じもあります(「ゆるキャン」とか「ヤマノススメ」とか)。
この作品を読んで、高校時代に友達と放課後にラーメン食べに行ったりマクドナルドに行ったり、のんびりダベっていた頃を思い出しました。あの瞬間は間違いなく幸せで充実していたな、としみじみ感じさせられました。
そんな風に、日常のちょっとした「幸せな瞬間」を実感させてくれる、とても素敵な作品です。