第8話 ピエロの人形
昔住んでた家の子供部屋は兄と私の共同部屋やったんやけど、何故かピエロの人形が壁に吊り下げられてた。それも3体も。男子1女子2の割合で片方の女子は泣き顔やったような…。とにかくピエロってだけで謎に怖くてちょっと苦手やった。
リアルな感じではなくて若干デフォルメされてるから可愛いっちゃ可愛い…といえやんくもなかった…か?
捨てたら呪われそうやな…と思って今の家に引っ越す時、しゃあなしに持ってきたよ…。でも気付いたら2体に減ってたんよな。男子1女子1に。いつから2体になってたんや??それすらも怖いわ。
そんなこんなで今の家では人形を飾ることもなくクローゼットに封印した。
いつしかピエロの人形の存在も忘れ月日は流れ…。
不意に人形の存在を思い出し、そうだ!人形供養に持っていこう☆と思い立った。
が、しかし。なんかうまくいかん…。
神社に持っていこうとしたのに家に置いてきてもて今日はもういいかってなったり、やっとこ神社に持ってけたと思ったら丁度受け付けてない時期やったり。
そもそも存在をわすれてしまったり…。
偶然なのか、見えないナニカの仕業なのか…。
とりあえず呪い的なものやったら嫌やから、幸福の人形やから手放せやんのやろっ!と思い込むようにしてるよ!
まだ家にあんねん…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます