第7話 能力者

隕石が降った後に、世界中の人々や生命を回復魔法で治した。

怪我や病気やらなんやらも全て治したので、お医者さんには嫌われたかもしれない(笑)


街は隕石の影響で火事で燃えている場所以外は、停電が起こって暗闇になっていた。

過疎になって高齢者しか住んで無いような団地が近くにあって、他は人が少ない地域だけど深夜でも思ったより外に人が出歩いていた。


外に出ていた高齢者の人も結構な大きな声で

「足を引き摺って歩いていたのに、歩いても痛くも無い、階段も登れるぞ」

「長年辛かったリウマチが治っちゃったのよ」

「眼鏡を掛けていても見えづらかったのに、眼鏡無しでハッキリ見える!」


皆んなの声を聞くと、ちょっと良かったなとは思う。

でも次は無いから老化で衰えるまで元気に過ごして!


自宅まで風魔法で飛んで行こうと初めに思ったけど、停電で監視カメラとかは止まっていても、携帯のカメラで写真や動画を撮られて拡散されたら困るし、走って帰る。


少しオジサンにしては速いぐらいの速度で街を走り抜ける。

何百キロ、何千キロ走っても回復魔法と筋力強化スキルで疲れないから、余裕を持って街を観察しながら移動していた。


街はテレビで見てた、震度7の壊れた街ぐらいの壊れ方だった。

所々破壊されているが、全壊している家は少なく隕石の落ちた所だけ破壊されてる感じだ。


川に架けられている橋を通って走っていると、周りの街は商店も増えて賑やかになってきた。

外に出ている人達も増えてきて、深夜を回っているのに瓦礫の撤去等をしている人達もいた。



なんか大声で助けてと叫んでいる人がいるな。

人だかりが出来ている所へ近付く。


手が光っている男

「おいテメェら写真なんか撮ったら殺すぞ!」


20人以上もの人が周囲で見ている。

皆んなが見ている先には血を流して倒れている警官と女性が居た。

女性は悲鳴を上げて助けてと、周囲に叫んでいるが、周りは見守っているだけだ。

警官は鑑定スキルで見たら死んではいないけど、大怪我を負って気絶している。


何故大勢が助けないでいるのか、手が光っている男が異世界からスキルを持って帰った奴だから。


男を鑑定すると、魔力ネット通販スキルと雷魔法を持っていた。

雷魔法はかなり強力な魔法で、魔法が弱い時でも触れた相手を一撃で気絶させられる。

雷魔法が強くなれば、周囲の対象を一気に何十人も殺せる。


男は魔力もそこそこあるみたいで、多分あと5回は雷魔法を使える。

5人気絶するか殺されるかするけど、20人で掛かれば男の魔力も切れて捕まえられるのに。


まぁそんな単純な話じゃ無いよな。


俺は鑑定情報改竄スキルで男が持っている雷魔法を消した。

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