☆エピローグ
何度も何度何度も言うけど‥本当に彼はカワイイんだよ。
よく南国に住んでいるからと、当の本人は嫌がる小麦色の肌は、ほんの少し白肌に近くて淡いミックスジュースのようにうまい具合いに混ざりあった肌をしている。
それはシルクみたいに肌触りが良くて、誰にも触らさせたくないし、本当ならずっと永遠に独り占めにしたいんだ。
ふんわりとナチュラルなくせ毛(前髪)なんて、大の大のお気に入りでついつい指が触れてしまう。
そんな彼は185cmの高い僕といつか釣り合うようになるんだ!!と小さな夢を持っています。
そして誰よりもその小さな165㎝の背丈を背伸びしながら僕に歯向かうは姿は、何とも言えない可愛さ1000%
だから・・
『そうだね。誰が見ても僕らは”お似合いのカップル”だと思うよ』
迷いもなく僕はそんな彼を後ろから優しく抱きしめ《そっと》呟くのが日課なんだ。
《けしてからかっている訳じゃないけどね》
極めつけは、時より魅せる下唇を嚙む可愛い癖・・
《誰が何を言ってもそれが一番僕のお気に入りだ》
僕には彼のその小さな仕草や癖が、他の誰よりも君を魅力的にさせているのをまだ君は気づいていない。
「おい、何ジロジロ見ているだよ⁈」
「《フッ》なにって・・春樹が”カワイイ”からに決まっているだろ♡」
冗談抜きで思わず見惚れてしまうイケメン野郎。
このオレ様のことを何度もカワイイとバカにしているのか⁉
はたまた、心底から褒めてくれてるのか??!
オレの目の前にいるバカ男はどうやら義理兄になるみたいだ。
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