終着駅
やっとこさの思いで飛び乗った列車が
次の駅に着くまでどのくらいだろうか
見知らぬ人が俯いて髪をさわっている
車窓から見える景色に変化はない
賞味期限切れの涙がこぼれ落ちる前に
列車は次の駅まで僕を運んでいた
列車から降りて、外の空気に晒されて、夕闇は僕を憂鬱にして、誰からも必要とされていないから
涙に意味なんてなかったんだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます