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「っ、は!?」





ナニコレナニコレ……


頭が全くついてこない

何も考えられず、ぎゅうっと抱きしめてくる彼の匂いに酔いそうになる。





「ねぇ、同じ姫なら俺んとこの姫になりなよ」


頭の上からと、真ん前の胸から同時に彼の声が響く。

それと同時に聞こえてきた彼の鼓動は、想像していたものより幾分か速かった。







「てっめ!ふざけたこと言ってんな!!」


凛太郎の一言を始めに青龍のメンバーが口々に罵倒し始めた。






ドクドクとうるさい私の心臓のおかげで、私には何にも聞こえなかったけど。

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