感動しました。
先崎さんはラブコメも得意なんだなとは思っていたけど、こんな澁くてしかも甘々なお惚気文学を書かれると思わなくて、かなりうっとりと鑑賞させてもらいました。
私には、アオイが女性に見えました。
それも、作者の先崎さんのイメージにピッタリ合うなぁ、なんて考えながら読んでると、このもう一人の方が創造の声なのかな?先崎さんは、青い薔薇・・・"奇跡"の薔薇を男性に差し出すようなそんなキザな精神性を持っている方なのかなとか、夢現。
しかし、なんと、このお話しというのは、薔薇を差し出すお話しであると同時に、差し出すアオイの方は幸運の持ち主で、計算高く、初めから終わりまでを把握しきってしかし肝心のロマンがスッぽ抜けてるような不器用な感じの人。
最初から最後までデレているのだけど、このデレ方・・・伝わる人にしか伝わらないが、薔薇を貰った方はもう少し泣いて喜んでもいいんじゃ・・・だってこれは一生に一回の! そしてやり切ったアオイ! カッコいい!
女性から男性、という設定で俺は読んだんでそういうアプローチがあってもいいんだよなぁと非常に勉強になった。俺は男性から花を貰うことは憧れるけど、女性から花を貰うというのはなんか恥ずかしくて考えたことがあまりなかった。
貰うなら何がいいだろう? いや、考えてもやっぱり、自分が花をあげたくなってしまう。そこで、俺が作者の先崎さんにあげるならってとっておきの花を考えた。
作中でアオイは一輪の薔薇を差し出している。確かに、365本の薔薇も、108本の薔薇も素敵だと思うけど、捻りっていうか、オリジナリティがネェ!と思う。
そしてね、俺は黄色い花束を贈る相手を探していたけど、カクヨムは阿呆だから黄色い帯がない。そして黄色い薔薇は友愛の花言葉という感じだ。
そこで、俺がもし作者の先崎さんに花をプレゼントするならコレだ! というのを考えた。単純でつまらないかな。【青いサクラソウ】だよ。花言葉は青いサクラソウは"清純な心"、"無言の愛", サクラソウ自体は"信頼""憧れ"、"初恋"、"自然の美しさを失わない"。
そしてねー、花をプレゼントする人ってなんで分からないかなと思うけど、多年草なんだから鉢植えでプレゼントしようよって思う。鉢植えごとデートに持っていけばいいんだよ。それで、えーと、また持って帰って庭で育ててずっと花を毎年楽しんだら、それが一番、花の命を大事にしてるし、そしたら蝶々だって来るし、なんで花束? と思う。花束にしたらもう種付かないんだよ。種が付いたら増やせるし、幸せのお裾分けだって出来る。俺はそういう考えがお花にはある・・・。
で、青いサクラソウは、俺の家の近くの花の生産者の方がやってる園芸店があるんだけど、そこで品種改良して初めて開発されたサクラソウで、【プリムラ・マラコイデス:湖畔の夢】って名前まで付いてる。花言葉は特別に"少年時代の希望"っていうのが付けられている。これを鉢植えでプレゼントするのが絶対一番ロマンチックだ。
ちなみに俺自身、花というと黄色いジニアが自分の花なのだけど、よくこの人はどういうお花かなと考える俺にとって、この小説の作者の先崎さんは無色透明だった。しかし、青! という色がそこに一滴落ちたような気がした。青! まあ、先崎さんには全ての色が必要だと思うけどね。これからも素敵なラブコメ書いて下さい。拙いレビューですみません。貴女には飾れないの。ごめんね。先崎さんの作品、小説も好きだなー。