nation

三七田蛇一

nationとは何か

nationとは何なのか?

文学者たちは長らくこの問題に目を光らせているがこの問いをなげかけること自体が我々の平和を侵しかねない点には無頓着だ。

ー哀れである。

なので、ここで私が話そうと思う。

「nation」とは英語の時間で習った通り「国家」なのである。

 その理由はフランス、ドイツにある。フランス革命時には様々な国家の形を追求した。国民国家、総裁政府などがそうである。しかし、ナポレオンの登場し領域、領海侵犯を行った結果様々な国から糾弾され国力を落とした。その後各国が革命に急ぎすぎたフランスを足止めすべくナショナリズムやリベラリズムを糾弾しウィーン体制を作った。しかし、フランス、ドイツ、オーストラリア各地で革命が起きたことでウィーン体制は失効する。その後ドイツが鉄血宰相ビスマルクを中心にうまく世界をまとめたもののやがて第一次世界大戦により力を失ってしまう。世界は戦争をおこしてしまった反省をし、ドイツが今後戦争を起こさぬよう過度な賠償金と平和を築くために国際連盟を建てた。しかし、アメリカの不在や全会一致制をとった点に問題があったことないし世界恐慌により社会混乱に陥ったことがナチスやイタリアそして日本がファシズムを行ってしまう。その結果、第二次世界大戦を起こしてしまう。このままだと人々がかつて王とあがめたものに汚点がついたためみんなで守ろうと囲んだ「国」は戦争のループから逃れられないように感じるかもしれない。だからこそ、その国は「家」でならなければならない。実家のように暖かい家でなければならない。それが、「国家」なのだから。ただ、この暖かい「国家」は何なのかわからず「自然にできたもの」というやつらがいる。この「nation」と「国家」の争いを防ぎ平和を築くためにも両者が手を取り合う必要がある。

 だからこそ、「nation」は「国家」でなければならないと考える。

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