悪意之王
永遠在生人
第1話 【”悪意”宣言】
「俺は、多くの悪意を見聞きし、体験し、味わってきた。大切なものを守れず、喪失し続けた。それでも、世界は変わらなかった。この地球のどこかで悲しみに震える子供の姿がある限り、地球のどこの場所が平和であるとは言えないのだ。欲望のままに破壊しようとする感情、全てが憎くてたまらない感情、そして、他人のものを奪いたいと感情。これすなわち、”悪意”なり。ならば、その”悪意”を失えば、この世界から全ての”悪意”を奪ってやる。俺はたった一人だ。たった一人が、世界中約80億人の悪意を奪う!! そして、それができたとき、皆が一つになれたのなら、それを俺は”世界平和”と呼ぼう。もしも、”悪意”の火が消えて、残ったロウソクに
”善意”の火が灯せていけるのならば、そのとき私たちは、やっと地球を救いにいけるのだ!! その第一歩として、俺は”悪意”の灯火を消していく。それが俺の存在理由だ。存在証明でもある。だから、まず、俺はJapanを変えてみせる。後、12年間で日本をより良い国にしてやる。そのために、俺は宣言する。俺はJapanから、”悪意”を狩る。…………どうやってとかは、聞くなよな。今の俺だって、考え中なんだからさ」
カクヨムに現れた”悪意之王”というタイトルの第1話は後に【”悪意”宣言】と呼ばれた。
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