第16話

「……あんの、バカ」




飛ばして10分。



るなが隠れたという場所は入り組んだ路地で、バイクでは入れず…。



バイクを人目につかない所に停め、あたしと八千流はるなの元へ。


ハイドは“Addict”へと向かった。



が、言われた場所に……るなは居なかったーー。




「確かにここに隠れてるって」




るなが隠れてると言ったのは、ゴミステーションの後ろ。



ここなら臭いから見つからないだろうって。



でも、るなの姿はない。



他にも何処かにゴミステーションがある?




「るな」




呼んでみるも返事もなし。



八千流がスマホを取り出した。




“どうした?”




かけた先はハイドで、ハイドはすぐに出た。




「るなちゃんが居ない」



“…今、“Addict”に着いた。居ないか中を見てくる”



“お願い”



“個々で捜すなら気をつけろ。何かあればすぐ電話してこい”



「ハイドも気をつけて」



“ああ”



「一華ちゃん」



「うん。分かれて捜そう」




その方が早い。



中毒者なんて名前をつける危ない奴らだ。



早く見つけないと、何をされるか。




「八千はあっちを」



「じゃああたしはこっち」



「スマホは?」



「大丈夫、持ってる」




あたし達は頷きあい、散った。



それが……



まさかあんなものに行き当たるとは思いもしなかった。



しかも違う場所で、全く同じ物をハイドも、見ているとはーー。

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