labrado-coclea歌集

雨宮テウ

第1話 サヨナラ、エイリアン

あなたの元へと 星を渡る

桜こぼして 風と共にゆくよ

眼差しの先でうごめく

呼吸止める痛みへ

花で溢れた 風の色に染まってゆけ

いつか彼がうたった

『サヨナラで始まるセカイ』

ここに集い感じ合い

明日の呼吸 見つけてゆこう


あなたの元へと 星を渡る

桜こぼして 風と共にゆくよ

ひとみの中 堅く閉じた

扉の奥の涙

雨で清めた この旋律届いてくれ

いつか彼が歌った 

『サヨナラで始まるセカイ』

今出会えたこの時に 

その涙をこの手で受けよう


いつかまた どこかで逢えたら

花と雨ナミナミつぎ

月を愛でよう 風の音を聴き

鳥と歌おう

--------------------------------

※この歌は

唐の時代の詩人于武陵の「勧酒」という元の詩に井伏鱒二さんが訳した

『』の中の二文、

コノサカヅキヲウケテクレ

サヨナラダケガ 人生ダ

を引用した歌詞で歌ったもののみ公開されています

引用バージョン歌詞は以下の通りです


--------------------------------

さぁ あなたの元へと 星を渡る

桜こぼして 風と共にゆくよ

眼差しの先でうごめく

呼吸止める痛みへ

花で溢れた 『コノサカヅキヲウケテクレ』

いつか彼がうたった

『サヨナラダケガ 人生ダ』

ここに集い感じ合い

明日の呼吸 見つけてゆこう


あなたの元へと 星を渡る

桜こぼして 風と共にゆくよ

ひとみの中 堅く閉じた

扉の奥の涙

雨で清めた 『コノサカズキヲウケテクレ』

いつか彼が歌った 

『サヨナラダケガ 人生ダ』

今出会えたこの時に 

その涙をこの手で受けよう


いつかまた どこかで逢えたら

花と雨ナミナミつぎ

月を愛でよう 風と語らい

鳥と歌おう

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