魔王討伐FPS

オーズ、ソファーいよい

第1話 魔王と敗北

「魔王お前を倒す!」

彼が魔王のいる部屋に入り言った。彼を見て魔王は、すぐに逃げ出した、「! 待て逃げるな!」後ろを走っていった。

魔王が角を曲がり、彼も曲がろうとしたとき、魔王が銃を彼に向けていた。

「なっ?!」気づいてももう遅い、彼は何も抵抗できずに、魔王が撃ったアサルトライフルで死んでしまった。

死んだ直後に下に地面に倒れた体が見え、彼は死んだと理解した。

「くっそー!あんな簡単にやられるとは!」

彼は木護、白有(きご はくゆう)

以下、白有は先ほど魔王にやられた勇者

…ではなく、ゲーマーだこの世界はRPGではなく、FPSだ。

「うーん魔王倒せなかったな」白有がキーボードから手を離した。

(とりあえず、練習も兼ねて探しに行くか)

マウスに触れ、ゲームに戻った。

魔王は白有の今やっているゲームに現れたゲーマーで、とても強く、数人が相手でも瞬く間に倒し、ユーザネームがデーモンなので魔王と呼ばれている。

動画配信をしていて、チートの疑いはないが、顔は出さず、声も出さないので、全くわからない

素性を隠しているのも含めて魔王と呼ばれているのだろう。

「魔王はいないよなー」待機場所で探すも見つからない

魔王を見つけるのは特徴があるため簡単だ、一つ目にまずコスチュームを変えない、初めの頃から変わらない、黒い悪魔のような服装に紫の髪といった目立つ格好で、

二つ目に待機場所のログでdEmonと言ったIDを探せばいい

三つ目にキャラメイクでわかりやすくしてあり、手足、背中、武器にまで独特のマークがある

四つ目にハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフルしか使わないこと、これは本人が配信のチャットで言ったことだ。ショットガンやサブマシンガン、爆発物などは使わず、得意なものだけを極めると言っていた。

と言ってもさっきのマッチで遭遇したばかりだから今回のマッチにいるわけがない

ゲームの待機場所は大きなフィールドの上空に六つの小さい島がありそれが上空で回っている自身が出てきた場所で降りてもよし、別の島にワープしてそこから降りてもよし

人が貯まるまでバリアがあり降りることはできないが人が溜まって数十秒経つと勝手に落とされてズルはできない

「今日は東の街の方まで行こうかな」

東の街に近いフィールドに行くと見覚えのあるスキンが目に入った

初期の頃に売られたスキン

片目がなく青い目をして大会TOPクラス限定のアクセサリーをつけた人

プロゲーマーのところかんてんさんだ。

ところかんてんさんがいるのか、今回の戦いは、一位になれるか怪しいな

そんなことを考えているとマッチが始まった

東の街目指して降りていくと多くの人が見えた

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