第5話能力スポーツ大会 開始

5月12日この日校長はおろか、教師、生徒など学校中が緊張していた

この日は特別な授業がありそれはドッチボール、サッカー、バレーをするのだが

緊張しているのはそこじゃない

常任理事国の大統領達が来るのだ

大統領達専用の部屋を作り

周りにボディーガードとCPMUの人たちが大統領達を守る構造となっている

それぞれの競技の場所にカメラがあり

大統領達はそこから見ることになっている

長谷川が校庭に出て来てマイクに向かって喋った 【能力 ルール】ルールを周りに言えば強制的にルールを作れる

「これよりルールを宣言する、

ルールその一能力の殺傷能力を無くす

その二能力を使える制限時間を設ける 一人当たり1分間とする個人の自由なタイミングで使える

その三いかなる時も審判及び運営には攻撃できない以上

それでは能力スポーツ大会を開始する」

【サッカー側】

「さあ暴れますか」藤田が言うと

「当たり判定でも無くすのか?」青木が言った

「しっ!バレちゃうだろww」藤田がニヤニヤしながら話した

藤田 【能力 グリッジ】 青木【能力 特異点】

「能天気だなお前らは」阿部が話しかける

阿部 【能力 重力】

「他クラスは少しでも弱点をさがしてるんだからな」

「だからこそ余裕を見せるんじゃないか、必死になってるのを利用してしまえばいいんだぜ」

藤田はニヤリとして言った

【観戦部屋】

「どの人が一番気になります?」

台湾の張大統領がドイツのジュバルク大統領に聞いた

「うーん、やっぱり……」生徒の名前と能力が書いてあるリストを見ながら答える

「この『運命』の能力者と『時』の能力者が私は気になるかな、そっちは?」

「僕はね、『スイッチテンション』の子、名前で気になるね」

「そう言えばそこの二人は出ないのか?」

ジュバルク大統領は長谷川と高橋に聞いた

「わたしは順番が来たら向かいます、それまでは大統領達の護衛にいます」高橋がお辞儀をした

「真面目だねー」

張大統領が笑った

「君たちが主役なんだから楽しんでいいんだよ、それに僕らのボディーガード達の仕事がなくなるんだよね」そう言いながら周りを見てると高橋が「どうぞ」とティッシュを渡した

「さすが、ZPF君だね」

ティッシュをもらい鼻をかんだ

すかさず張大統領の護衛がゴミ箱を持って来た

「ありがとう」

「ともかく君達も行って来なさい」

「ですが、護衛が……」

「君の能力で私たちに攻撃が届かないんだろ?能力がちゃんと機能するか心配なのか?」

ジュバルク大統領が低い声で聞いた

「……だから言ったでしょ」

高橋が言うと長谷川は機嫌悪そうに言った

「まさか大統領自身が護衛をしなくて良いって信じれると思うか?」

「まあ普通言わないよねー、あと自分らも近くで見て良い?」

「は?」「えっ?」「この人本気だよ」

ジュバルク大統領と長谷川は驚き、そんな二人に追い討ちを打つように高橋は言った

「待て待て張? お前は大統領だよな?」

「うん」

「ここはお前の国か?」 

「いいや、でも属国になるのもいいね」

「うっうんじゃあ護衛必要だよな?」

「そうだね」

「でもさっきなんて言った?」

「属国もいいかもね」

「その前!」

「近くで見たい」

「危ないって話してるよね?」

「でも君もさっきいったでしょ」

「なにをだ?」

「この子に言ってたじゃん『君の能力で私たちに攻撃が届かないんだろ?』って」

長谷川に指を刺しながらジュバルク大統領の方を見た

「確かに言ったがせっかく作ってくれた場所を離れるのは……」

「じゃあぼくだけ言ってくるね」

そう言って歩き出した

「やっまて!」

「んー?」

「せめて浅草と清水に報告しよう」

「ん? 呼びました?」

清水が4人に近づいた

「ちょうどいいところに来たね、僕ら見に行きたいんだけどいいかな?」

「あー、高橋君……」

「お二人が見に行ってもリスクは小さいケガなどが3つしかありません」

「じゃあオッケーです」

「じゃあ行こー」

「待て私も行く」

張、ジュバルク大統領は行った

「あれ?二人どうしたんだ?」

「ほんとだどこへ行くんだ?」

アメリカのマイク大統領とイギリスのフロンスカ大統領が清水に聞いた

「あの二人は近くで見に行きましたよ」

「護衛とかはいいのか?」

「あなた方お二人が行った場合何も悪いことは起こりません」高橋がそう言うと

「なら行ってこよう」「同感だ」

とマイクとフロンスカも行った

「なら私たちも見に行きます?」

浅草がロシアのリベルト大統領に聞いた

「行こう」

「浅草さんは何もありませんがリベルトさんは足首をくじくのでお気をつけて」

「ですって道を気をつけていきましょうか」

「あっああ」

「では僕らもクラスのところへ行って来ます」

高橋が言い走って行った

「はーいいってらっしゃい」


すでに試合は始まっており高橋はドッチボール会場へ行き、長谷川はサッカー会場に行った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る