光を洗えば

観葉植物は朝日を食べて育つ

午後の霧雨に濡れた窓辺で

卜音記号ってずっとトーン記号だと思ってた

ガラスの梨が首を傾げる


球体の画鋲は部屋の隅に佇み

影絵のスープをかき混ぜる

羽音を詰め込んだ瓶を

引き出しの奥に隠してる



誰も知らない時間ときを刻む時計

遥か遠くである星の炎が消えた

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